千里山ブラウズ

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石垣の花々

2006-05-29 00:08:14 | 千里山花物語り
千里山ナオミ幼稚園の石垣のわずかな隙間には、色々な種類の野草達が逞しく根付き花を咲かせています。長い時間をかけてその地に繁植した野生の植物というものの生命力は、いかなる環境の不運にも負けないものだということを実感させられます。
植物は種が落ちて根付いた場所でしか生きられません。これが“土”を身体の中に納めた動物の生の在りようと大きく変わるところですが、例えば人はどんなに移動したとしても、言葉を越えていくことも、まして文化を超えていくことにも限界はあります。究極は与えられた環境の中で、精一杯の自分の生命を活かしていくことしか無いのだと思います。
今日は午後から千里山のボランティア・グループ「ペイフォワード倶楽部」のチャリティー・ライブに、天神橋筋商店街を久しぶりに訪れました。ペイフォワード倶楽部は以前にも千里山人(ちさとのやまひと)でご紹介しましたが、「ドイツ国際平和村」を支援する目的でフリーマーケットなど様々なチャリティー・イベントを企画しています。
ライブに交えて「平和村」のスライド報告も行われました。紛争の行われている国から送られてきた傷ついた子供達が、心身共に癒されて帰っていく子供らしい明るさと逞しさが印象的でした。過酷な状況を背負いながらも、強く生きていこうとする姿にボランティアの人達も又励まされることが多いと報告されていました。
ライブで子供達の写真とオーバーラップさせ、「世界で一つだけの花」をみんなで一緒に歌いながら、この石垣の隙間に咲いた野の花を想い出していました。

ライブ写真