先日ブログに「ノマド・ワーキング」のことを書きましたが、クラウド・コンピューティングの時代の仕事術ということで、このような本が出ていましたので読んでみました。 明日香出版社のベストセラー仕事術シリーズの一冊です。
クラウドとは従来のように個人のパソコンにソフトをインストールして使ったり、書類をハードディスクなどに保存するのではなく、インターネット上にあるアプリケーション・ソフトでワークをし、またその成果をストレージ・サービスに保存する環境のことを言います。ブログなどもその一種だと想いますが、それが仕事や遊びを問わず全てのサービスに関して広がっていくと考えられています。
そんな時代のビジネスマンの創造性や効率を高めることにテーマを置き、社長である著者自らの個人や会社の経験を基にして書かれています。
ノマド・ワーキングやサードプレイスと言っても、単にお気に入りのカフェなどを利用するだけのレベルではなく、「仕事の『場所』を選ぶ技術」の章では割り込みが無い場所(集中する)やホッとする場所(アイデア出し)、そしてテンポの良い場所(事務仕事)やオフサイト・スペース(濃縮した会議)など、より詳細で具体的な提案がされています。
もちろん主テーマのITリテラシーや各種ビジネスツールなどにも造詣が深く、新しい知的生産技術についても多くのノウハウが紹介されています。
残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術 (アスカビジネス) 岡田 充弘 明日香出版社 このアイテムの詳細を見る |