天気予報でもアナウンサー達が「貴重な梅雨の晴れ間ですから、洗濯やお布団を干しましょう」と呼び掛け、中には「お出かけの前に窓を開けましょう」と聞き方によっては不用心ではと想われるコメントまでありました(もちろん室内の空気を一度入れ替えましょうという意味でしょうけれど)。
確かにお昼前に外出すると抜けるような青空で、眩しい陽射しもあまり気にならないくらいに素肌にも快感がありました。7月中旬くらいの気温となり暑いので、体調管理に気を付けるようにとも言われていましたが、大陸性高気圧の勢力圏に入ったことで湿度が低くなったため気になりません。
最近では体調天気予報が出されているようですが、低気圧になるとなぜ人は心身ともに不調気味になるのか不思議です。ずいぶん昔のことですが或る気圧計のメーカーのデザイン・ワークをしたときに、社長さんが『天気と健康(?)』という本を書かれて読ませて貰ったことがあります。その中では人間の身体が低気圧のもとでは膨張して細胞間が窮屈になるので不快・不調になるのだということでした。また最近よく読む石原結實さんの健康本には、水分が多いと体温低下が引き起こされ身体の不調を招きますが(水毒)、それは内からの水分摂取だけでなく大気中の水分も同じような影響を及ぼしていると書かれています。
いずれにしても低気圧の雨降りや曇り空の日よりも、からっと晴れた高気圧の天気が快適なのは体感的に確かなことです。
※ また、気温も湿度も高い今年の梅雨のような日は、汗が気化しにくく身体に熱が溜まりやすいので、熱中症には気をつけて下さいということでした。
![]() | 「水分の摂りすぎ」は今すぐやめなさい―細胞が元気になる根本治療法 石原 結實 三笠書房 このアイテムの詳細を見る |