
季語
津軽は風の道
木立抜けて歩く
恋しくて待つ人に
想い揺れて急ぐ
初めての人よ
元気にしてますか
梢には小鳥たちも
鳴いていましたね
いつも別れに頬寄せて
愛の誓い囁いた
訛り言葉その眼差しも
懐かしい春でした
津軽は雪の空
音も立てず積もる
襟足の白い衣
闇の中に浮かぶ
許されぬ人よ
幸せ祈ります
窓辺には山茶花も
咲いていましたね
離さないよと抱かれては
終わり来る日に怯えてた
燃えて綺麗その哀しみに
生きている恋でした
《 間奏 ― 地笛 ― 》
津軽は夢の中
過ぎし季を語る
想い出は駆け巡り
ひとり睫毛濡らす
故郷の人よ
忘れはしません
遠く離れて今でも
面影偲んで
辛いお酒を飲んでます
涙流し別れても
信じられたその優しさが
愛おしい街でした
(ラッセラー ラッセラー)
作詞・作曲 : コバタイサオ
Copyright (C) 2010.Skyfull Stars. All Rights Reserved.
※ 秋空の下の岩木山の写真は、弘前から地域を見つめまちづくりを発信している、こちらのブログ「地霊、住民、地域社会、まちづくりの世界」から拝借しています。
※ 先日ご紹介した青森県上北郡六ヶ所村出身の林あさ美さんの歌唱をイメージして作ってみました。エンディングで哀愁のある「ラッセラー」の相の手が入り、ヒロインの心に蘇る風景に郷土津軽の余韻を残します。