先日ご紹介した梅田カッパ横町にある食事処「花様 (ka-you)」は、滋賀県産の野菜や魚介・肉やお酒などの加工品にこだわって、大阪を中心に展開しているファーム主宰のお店ですが、今昼の食事に立ち寄った後レジ横で琵琶湖の蘆を使った箸(315円)が売られていたので2膳買いました。
各テーブルにもこの箸が置かれてランチを食べる時にも使いますが、蘆が材料に入っていることで非常に軽く、また蘆の繊維がブツブツと表面に小さな凹凸を作っていて食べ物を掴みやすくなっています。色合いもダークブラウンでエコな感じで、自然風合いのランチョンマットなどとコーディネートしやすいでしょう。
「恵湖(エコ)時代」と銘打って蘆とプラスチックで造られたこの箸は、滋賀県の「マザーレイク21計画」という琵琶湖の環境を守る取り組みに協力した製品として企画されたもののようです。「マザーレイク21計画」は世界湖沼会議が琵琶湖で開かれたことなどもあり、琵琶湖と共生する取り組みを産官学一体となって取り組もうという、幅広い分野にわたる行動規範と位置づけられています。
【マザーレイク21計画】
‥‥世界的にも貴重な琵琶湖をフィールドに、湖沼保全のモデルをつくり、国内はもとより世界の同じような課題を有する湖沼の保全に貢献しようとすることは、まさに、壮大な実験と言えます。
歩もうとしている道は、決して平坦なものではありません。だからこそ、私たち一人ひとりが、互いに共感、協働して、小さな取り組みを一つひとつ積み重ねることが大切です。
環境の世紀と言われる21世紀の幕開けにあたって、琵琶湖保全の取り組みが環境面における新たな生活文化にまで高まり、結果として、保全と活力ある暮らしを実現できるよう、この大いなる挑戦に、みんなで手を携えながら取り組んでいきましょう‥‥。