続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

長男来訪。

2012-07-29 07:15:09 | 日常
(元気にしているかな)いつもいつの時も心配している息子たちのこと。

 無愛想な親のせいか、息子たちは滅多に家に来ることはない・・・。ドイツへ40日ばかり行っていたのにその報告もなく「お土産にカレンダーを買ったから」と言ったきり。
 昨夜、久しぶりに電話があり「今日居る?」「居るよ」と短いやり取り。

 日焼けした顔、元気そうだけど・・・(「男でも日焼け止めを塗って」と、咽喉まで出て言葉を止めた。)
「韓国に行ってきたよ」と、蔘鷄湯のパックと韓国海苔・・・。
「ありがとう、高かった?」
「安かったよ」

 言葉少な・・・。でも元気にしている事は一目瞭然。
「ドイツ、どうだった?言葉は?」
「何言っているのか全然分からなかったよ、でもインターネットがあるからつまんなくもなかった・・・。」

 あとは二人でTV。
「何か食べる?」
「いらないよ、お茶が欲しいな」
(そ、それだけ・・・)

「お父さん、飲みに行っちゃったけど、いつもお前の事心配しているよ。顔見せてあげてね」
「うん」


 無口な息子・・・もっと、足繁く実家に帰ってきて!ドイツより韓国より近いんだから。杉田なんて車で30分もかからない距離なのに。(36才、お前の年ならお母さんは・・・止めよう、こういうこと言うのは)
《自由》自由だけしかあげられない親だもの、余計な事は言わぬが花。

お祭り。

2012-07-29 06:51:33 | 日常
 TVで「花と竜」が流れると、不思議に懐かしい気がしていた。なぜだか分からなかったけれど、昨夕判明。
 
 同じ町内ではあるけれど別の町内会のお祭りは、わが家の斜め上にある高架線下の空き地でおこなわれる。したがって音量はそのままわが家がたっぷり受け止めるといった具合。
 かすかに「花と竜」が聞こえた・・・ああ、このお祭りで十年来何回もかけられる「花と竜」が、わたしの中に沁み込んでいたのだ。実行委員の中にこの曲が好きな人がいると思われる。それで「花と竜」に反応していたらしい。

 それにしても従来に比して音量が低い・・・近所からクレームでも付いたのだろうか。ここへ転居してから三十年、あの曲が聞こえると(ああ、夏がきた。七月も終りなのだ)と実感していた。七月最終週のイベントはただ聞いているだけのわたしにも懐かしく心に沁みこんでいたらしい。


 ただ、夏祭りも近年はどこも寂しい。少子化の影響が大だけれど、人の関心も多岐に渡るようになり、必ずしも町内のお祭りが最大の関心事ではなくなってしまった。不景気も影をさしているかもしれない。

 そして「お祭り」や「盆踊り」を騒音と捉える人たちも出てきている。
「Tちゃん、Tちゃんの家は公園の前だから盆踊りの時にはうるさいでしょう」と聞いたら、
「ううん、うちのお父さん、聞こえてくる音楽に併せて家の中で踊っているよ」と答えたTちゃん。
 以前はそんな風だったのに・・・昨夕の遠慮がちな音量(ボリューム)、聞いているわたしは少し寂しい気持ちだった。

『風の又三郎』395。

2012-07-29 06:31:25 | 宮沢賢治
「さっぱり魚、浮かばなぃな。」耕助が叫びました。佐太郎はびくっとしましたけれども、まだ一しんに水を見てゐました。

 魚はギョと読んで、御。
 浮かばないはフと読んで、普。
 耕介はコウから恒星、
 叫ぶはキョウと読んで、経。
 佐太郎はサタからサテライト(衛星=月)
 一しんはイツと読んで、逸。
 水がスイと読んで、推。
 見てはゲンと読んで現。
 
☆御/おさめるのは普く恒星であり経/常に変わらない。
 衛星(月)は、逸/かくれていると推しはかられるが、現われもする。

「城」897。

2012-07-29 06:16:14 | カフカ覚書
むろん、そういう役所は、ふつうの意味でのミスや手落ちをさがしだすことが目的じゃありません。というのは間違いなど、起りっこないからです。それでも、あなたの場合のような手落ちがあっあっとしても、いったい、それが手落ちであるなどとだれがはっきり断言できるでしょうか」

 ein→Ahn/先祖。

☆むろん、そこまでの決定ではありません。過ちが言葉の意味での(苦境から)抜け出すことは出来ないのです。というのは過ちは存在しないからです。先祖の痕(傷痕)、先祖の過ちがあったとしても、それが先祖の過ちだとだれが決定的に言えるでしょうか」