続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

孫の来訪。

2012-08-17 07:04:20 | 日常
 いよいよお盆休みも終盤。息子一家はお嫁さんの実家に滞在していた様子、帰りがけにちょっとひと晩こちらにも、という具合。
 それでも嬉しい祖母のわたし、そわそわして待っている。今朝向こう(静岡の菊川)を発つ予定らしいけどお昼までにこちらに到着できるかな・・・。
 
 息子一家が平穏に暮らしていればそれで十分、いつもそれだけを願っている。

 親が子供を束縛しない・・・わたしに出来るのはそれくらいの事。親の心配ばかりで明け暮れていたわたしの半生、泡と消えたのかもしれないけれど、それはそれで天命。人は自分の人生を生きる義務と権利があるけれど、それが常に平衡を保っているとは限らないのだから。

 ともあれ、早く孫の顔を見たいな!


 Aちゃんがいつか言っていた「祖母の家に行く予定が少し遅くなって日も暮れてしまったら、玄関脇に黒いゴミ袋が置いてあって、近づいてみたらお婆ちゃんが待ちきれないで玄関の外でしゃがんで待っていたのよ。驚いたわ」と。
 分かるわ、その心境。

『風の又三郎』414。

2012-08-17 06:44:48 | 宮沢賢治
又三郎は、それを片っぱしからつかまえました。一郎もつかまりました。嘉助がひとり、上をまはって泳いで遁げましたら、又三郎はすぐに追ひ付いて、押へたほかに、腕をつかんで、四五へんぐるぐる引っぱりまわしました。

 又三郎はユウ・サンと読んで、幽、Sun(太陽)。
 片っぱしはヘンと読んで、遍。
 一郎はイチと読んで、Uni(Univers/宇宙)
 嘉助はカと読んで、火星。
 上はショウと読んで、照。
 泳いではエイと読んで、影。
 遁げましたらはトンと読んで、団。
 追ひ付いてはツイ・フと読んで、墜、浮。
 押へたはオウと読んで、央。
 腕はワンと読んで、一。
 四五へんはシ、ゴと読んで、姿、語。
 引っぱるはインと読んで、陰。

☆幽の太陽は遍く宇宙にある。
 火星の照(光)には影があるが、団(丸い)。
 幽の太陽は墜/地に落ちるが浮いている。央(真ん中)にある一つの姿である。
(それらは)語(言葉)に隠れている。

『城』1006。

2012-08-17 06:29:40 | カフカ覚書
「いや、あなたの問題は、重大な事件ではありません。この点にかんしては、文句をつける筋合いはないはずです。これは、小さな事件のなかでも最も些細なことのひとつです。

 小さな/Kleinen→Klan/氏族。
 事件/Falle→fall/死。

☆いいえ、と村長は言った。(死への)入門の伝説。あなたの死は注釈としての死ではありません。この点にかんして悲嘆の原因はないんです。氏族の死のなかの一つの死にすぎません。