続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

もう秋?

2012-08-25 06:40:24 | 日常
 夏の入道雲、眩しいほどの鮮やかに光る白・・・不意に現われる絹雲。現れては消え、消えては現われる雲の転移。

 猛暑ではあるけれど、不意に流れ込んでくる涼風・・・。

 深夜に聞く虫の声・・・蝉と秋の虫が鳴き競っている。オーシンツクツク・・・もう夏も終りに近い。海の水温はグッと低く波は秋の気配を吸い込んでいる。

 予報ではこの猛暑は九月中旬まで続くといっている。それにしてもあと少しの辛抱。思いっきり汗をかくという爽快感も忘れた昨今、ひたすらじっと耐えている。

(もう秋?)

 この言葉が胸の中で冷風を呼んでくれる。
 でも、カタッと音立てて秋へ雪崩れ込んでいくのも淋しい・・・時が過ぎ去るのを待っているけれど、時が過ぎ去っていくのは胸に痛い。人は矛盾不条理の中で混沌として生きている。

『風の又三郎』421。

2012-08-25 06:28:09 | 宮沢賢治
「雨はざっこざっこ雨三郎
 風はどっこどっこ又三郎」
 するとまたさぶろうはまるであわてて、何かに足をひっぱられるやうに淵からとびあがって一目散にみんなのところに走ってきてがたがたふるへながら
「いま叫んだのはおまへらだちかい。」とききました。

☆有(存在する事、苦しみと迷いに満ちた人間の生存状態)。
 有(〃)の太陽。
 普く幽(死界)では太陽になる。
 幽の太陽は化(形、性質を変えて別のものになる)。
 即/すなわち、縁が逸/隠れている。
 朴(ありのまま)の太陽、総て亨/受け入れ、溢れていることは経/常に変わらない。

『城』1013。

2012-08-25 06:19:36 | カフカ覚書
こうして、自明のはずのことーつまり、測量師は要らないということですなーがすくなくともまだ不確かな点を残しているということにされてしまいました。

 要らない/notig・・・貧しい、困窮している。
 点/gemacht→Gemacht/駄作、愚作。

☆こうして先祖にとって自明のはずなことーというのは測量師(土地のないことに気付いた人)が困窮しているということです。少なくとも、疑わしい愚作ですから。