Eさんは何事もなかったようにポリタンクを背中に背負って歩いていった。あのポリタンクはあきらかに灯油用である、ガスの代りに灯油を熱源にして煮炊きをしているのだろうか、それとも水を補給するために公園に向かったのだろうか。
干渉しないことに決めたわたし、妄想を振り払うように家に入った。
それにしても幾日も姿を現さず、鍵を閉め、窓の開閉もなく閉めたきり(二階を凝視すると網戸になっていた箇所もあった)、何回もチャイムを押したのに応答もなく、ドアを叩き、Eさんの名を連呼したのに物音一つしなかった過日。
心配で心配で雷の鳴る中、民生委員を訪ね、町内会長さんに話をしに行ったわたし。帰宅を待っていたかのように、二階の窓から顔を出したEさん・・・。
・・・これから先、どうなるのかな。衰弱するより先に家賃8万円のあの家から立ち退きを言い渡されるかもしれない。
お節介なおばさんとして動いた過日・・・何だったのかな、ぼんやり考えている。
干渉しないことに決めたわたし、妄想を振り払うように家に入った。
それにしても幾日も姿を現さず、鍵を閉め、窓の開閉もなく閉めたきり(二階を凝視すると網戸になっていた箇所もあった)、何回もチャイムを押したのに応答もなく、ドアを叩き、Eさんの名を連呼したのに物音一つしなかった過日。
心配で心配で雷の鳴る中、民生委員を訪ね、町内会長さんに話をしに行ったわたし。帰宅を待っていたかのように、二階の窓から顔を出したEさん・・・。
・・・これから先、どうなるのかな。衰弱するより先に家賃8万円のあの家から立ち退きを言い渡されるかもしれない。
お節介なおばさんとして動いた過日・・・何だったのかな、ぼんやり考えている。