続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

・・・。

2012-08-20 06:34:07 | 日常
 Eさんは何事もなかったようにポリタンクを背中に背負って歩いていった。あのポリタンクはあきらかに灯油用である、ガスの代りに灯油を熱源にして煮炊きをしているのだろうか、それとも水を補給するために公園に向かったのだろうか。

 干渉しないことに決めたわたし、妄想を振り払うように家に入った。

 それにしても幾日も姿を現さず、鍵を閉め、窓の開閉もなく閉めたきり(二階を凝視すると網戸になっていた箇所もあった)、何回もチャイムを押したのに応答もなく、ドアを叩き、Eさんの名を連呼したのに物音一つしなかった過日。

 心配で心配で雷の鳴る中、民生委員を訪ね、町内会長さんに話をしに行ったわたし。帰宅を待っていたかのように、二階の窓から顔を出したEさん・・・。


 ・・・これから先、どうなるのかな。衰弱するより先に家賃8万円のあの家から立ち退きを言い渡されるかもしれない。
 お節介なおばさんとして動いた過日・・・何だったのかな、ぼんやり考えている。

『風の又三郎』416。

2012-08-20 06:25:30 | 宮沢賢治
 ところがが、そのときはもう、そらがいっぱいの黒い雲で、楊も変に白っぽくなり、山の草はしんしんとくらくなりそこらは何とも云はれない、恐ろしい景色にかはっていました。

☆酷(きびしい)運(めぐりあわせ)も陽(ひかり)になると、遍く吐く(言っている)。
 太陽の総ては化(形、性質を変えて別のものになる)の運(めぐりあわせ)である。
 教えは経(常に変わらない)識(物事に道理を見分けること)である。

『城』1008。

2012-08-20 06:13:58 | カフカ覚書
しかし、かりに仕事の多寡が問題になるとしましても、あなたぼ場合はまったく微々たるものでしてね、ふつうの場合、つまり、いわゆるミスとか手落ちのない場合だと、もっともっと仕事が多くなります。
 
 仕事/Arbeit→Alibi/不在証明。
 多い/viel→fiel(fallen)/死。

☆不在証明の範囲では先祖の死は小さなリング(死の門)でしてね、ふつうの死はいわゆるミスがありませんが、もっとも不在証明の死が多い場合はもっとミスが多くなります。