続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

時間との競合。

2013-10-15 07:18:22 | 日常
 ほんとうに、自分が思っているよりも月日の過ぎ去るのは早い。そのことに気づいて呆然とするほどに早い。

 今期の『ロゴスドン』のテーマは〔倫理〕である。二ヶ月もあるのだからと楽観視しているうちに、あっという間の締め切り間近・・・。

 ゆっくりじっくり考えようとしたのに、時間は驚くほどに過ぎ去っている。


 確かに時間というものは人の意志を待たない。志はいつも砕け散るけれど、時間は平然と時を刻んでいく。物質は明らかに時と共に劣化を余儀なくされている、呑気な楽観は許されない。すでに崩落し始めている自身の質的変化、自己愛によって(まだまだ)と錯覚している鈍感。

 いろいろと・・・身を曝して答えを探している。暗中模索の手は時間の中で疲弊している・・・。不安と怠慢が拍車をかけてわたしを引きずり落す。日々の疲れは休息を要求し、安息を求めるわたしは全てを放棄したい誘惑に駆られる。

 しかし・・・。

 〔倫理〕正しい生き方。
 世界の中のわたし、わたしのなかの世界を考える。
 襟を正して、遠くを見つめ、無限に(わたしの)時間は有るのだと錯覚(妄想)して道なき道を自分で探しながら迷いながら歩いていく。まだまだ歩き始めたばかりのわたし、自分の足で歩き徹したい。
 時間は待ってくれない、そして、追いかけても来ない。生きること、それは時間との競合である。

『城』1415。

2013-10-15 06:32:12 | カフカ覚書
階段を降りてくる足音が聞えた。瓶がKの手からすべり落ちて、コニャックが毛皮の上にながれだした。Kはあわてて橇からとびだした。かろうじて扉をしめる余裕があったが、ばたんと大きな音をたてたとたんに、ひとりの紳士がゆっくりと建物のなかから出てきた。

 聞えた/hort→fort/引き続いて、絶えず。
 階段/Treppe→Ttreffen/戦闘。
 足音/Schritte→Schrift/文字、書いた物。
 コニャック/Kognak→Kognat/血族。
 毛皮/Pelz→Parodie/嘲笑。
 建物/Hause・・・天の宮。

☆絶えず戦闘を書いたものが現われた。Kの国では先祖の嘲笑のうえに(感情を)押さえた死があった。Kはあわてて書いた物から離れた。かろうじて企みを閉じたが、先祖の騒がしい声が鳴り響くと、先祖の紳士(主)がゆっくりと天の宮から出現した。