続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

秋の青空。

2013-10-17 06:57:10 | 日常
 台風一過の青空である。

 
 自分などは不幸の最たるものだと思って下ばかり向いて歩いている。誰よりも情けない存在だという自身への嘲笑は、負のスパイラルと化し、わたしをどんどん貶めていく。
 井の中の蛙・・・世の中は広く、苦境に立ち向かっている人は沢山いるのに、自分ばかりを考えて自分を嗤う意気地なし。


 背筋を伸ばし、どんな艱難辛苦にも立ち向かうほどの気力をもって前を向く。

 人間の尊厳《人として誇りある生き方を今この瞬間にも志さなくてはいけない》

 
 台風のもたらした被害の大きさを思うと、自分のことばかり考えている自分が悲しい。・・・せめて、自分の中のマイナー思考を除去していく。

 これでいいのだろうか・・・消極的な解消法。

 青空・・・秋の青空は透き通る風を運んでくる、その凛とした青空からの風に向き合い、本当の答えを探したい。

『ポラーノの広場』122。

2013-10-17 06:41:28 | 宮沢賢治
わたくしどもがこの前別れたところへ来たころは丁度夕方の青いあかりがつめくさにぼんやり注いでゐて、その葉の爪の痕のやうな紋ももう見えなくなりかかったときでした。

 前はゼンと読んで、全。
 別れハベツと読んで、別。
 来たはキと読んで、鬼。
 丁度はチョウ・トと読んで、丁(十干のうちの第四→die死)は死を暗示、図。
 夕方はユウ・ホウと読んで、幽、法。
 青いはショウと読んで、照。
 注いではチュウと読んで、註。
 葉はヨウと読んで、要。
 爪はソウと読んで、双。
 痕はコンと読んで、混。
 紋はモンと読んで、問。
 見えなくはケンと読んで、兼。

☆全て別/区別し、鬼(死者)や死を図る。幽(死者の世界)の法(真理)である照(普く光があたる=平等)を註(意味を書き記す)。
 要は双(二つ)を混ぜ、問うことを兼ねている。

『城』1417。

2013-10-17 06:19:08 | カフカ覚書
若い男で、非常にりっぱな外観をし、肌は白く、頬は赤かったが、まじめくさった顔つきをしていた。Kのほうでも、陰気そうに相手を見つめたが、この沈んだような視線は、じつは自分自身にむけられていたのである。こんなことなら、いっそのことふたりの助手どもをかわりによこせばよかった。今晩やったような大へまなら、助手どもだって結構やってのけられるというものだ。

 Ein→Ahn/先祖。
 若い/Junger・・・新しい。
 紳士/Herr→Heer/大群。
 赤い/rot→rotte/隊。組、群れ、徒党。 

☆先祖の新しい大勢の人たちだった。非常に幸福そうな外貌であり、潔白であり、群れをなし、まじめな風であった。Kのほうでも相手を見つめたが、この視線は自分自身に向けられていたのである。
 こんなことなら、助手たち(頭脳)をよこせばよかった。彼らもまた意味を知るはずだから。