続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

悲しいまでの老眼。

2013-10-30 11:28:38 | 日常
 このブログを始めた当初は、裸眼で作業をしていた。でもいつの間にか眼鏡無しでは何も書き込めなくなり度も強いものに変った。

 視力だけは秘かな自慢・・・眼鏡とは縁のない生活をしていたわたし・・・四十歳を超えた頃から怪しくなってきた。まあ、軽く1度の眼鏡を・・・そう思っている内、今では3.5(恐いくらいの老眼)

 知人に会っても分からないほどの老眼なのに、生活に支障がないので裸眼で過ごしている。

 でも、どうかした弾みで眼鏡をかけて部屋の中を見ると・・・ああ、絶望的!畳や床は掃除機でなんとかクリアーしているものの、障子の桟や食器棚、水周り、台の上などの埃にドッキリ!

 こんな汚い中で生活しているなんて・・・。
 幼い頃、祖母の家を訪ねると、なんとなく感じた匂い。おばあちゃんの匂いと思っていたけれど、こういうことだったのかもしれない。
 掃除も手薄になっている。なぜって汚れに気づかないから。

 盲目でも家のなかには塵一つ無いという人を知っている。指先でいつも気にしているという。
 なのに、見えることを過信しているわたしの眼はすでに老眼が進み、見えていると錯覚しているに過ぎない状態。眼鏡をかけて家の中を見回してみる配慮が足りない。そういう習慣がなかったからだけど、これからは心してかからないと、汚れの中に暮らしていくことになってしまう。ただでも怠情で身なりを構わないでいるわたし、どんどん劣化していく未来に拍車がかかること間違いない。
 掃除をするときには眼鏡で点検、清々しい生活を心掛けたい。(と、思っても、めくるめく日々は過ぎ去ってしまう。積もる埃を残して・・・)

『ポラーノの広場』135。

2013-10-30 06:37:18 | 宮沢賢治
 しばらく行ってファゼーロがいきなり立ちどまってわたくしの腕をつかみながら西の野原のはてを指しました。わたくしもそっちをすかしてみてよろよろして眼をこすりました。

 行ってはコウと読んで、講。
 立ちはリツと読んで、律。
 腕はワンと読んで、One(一つ)。
 西はセイと読んで、星。
 野原はヤ・ゲンと読んで、夜、現。
 指しましたはシと読んで、死。
 眼はガンと読んで、含。

☆講(はなし)の律(きまり)は一つである。星は夜に現われ、死の幻を含んでいる。

『城』1430。

2013-10-30 06:22:56 | カフカ覚書
「あなたについていったら、待っている人に会いそびれてしまいます」と、Kは、頭をあげしくふった。いろいろなことが起ったけれども、彼の気持としては、これまでに手に入れただけのものは、いわば一種の財産であって、見たところかろうじて確保しているにすぎないようではあるが、いいかげんな命令なんかでせっかくの財産を手ばなしてしまうようなことがあってはならないのだ。

 頭(身体)/Korpers・・・団体。
 しっかりつかまえる/festhielt→Vast/荒涼とした。

☆その場合、待っている人と会いそびれてしまいます」と、Kは言い、先祖の人たち(団体)は、さざめいた。色々なことがあったけれども、これまで先祖には一種の所有地があった。見たところ荒地のようではあるけれど、命令の意向などでせっかくの所有地を引き渡してはいけない。