続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

柴田先生の授業④

2014-02-02 06:41:52 | 日常
「地層ができる場所は流速の落ちる所ですが、そこが平野であれば扇状地と呼ばれ、海であれば三角州と言います。山から運ばれて来た土砂が堆積して地層ができるのです。
 基本的には水のあるところで、長い時間(数万年~)をかけて、礫岩、砂岩、泥岩などが降り積もり、固くなって(堆積)地層ができます。」

「このあたり(三浦半島)には、走水礫部層と名づけられた三角州があり、斜めの縞模様を見ることが出来ます。十数万年前に出来たものです。丹沢か秩父のほうからの流水によるものと思われます。
 海流の影響で貝の化石が残りますが、博物館には津久井化石床の標本があります。」

「混濁流→タービタイト(砂泥互層)は地震や大洪水のとき海底の谷で崩壊が起きてできる現象です。」


《柴田先生手作りの実験装置》
 設計図を元にアクリル板と木材を寸法どおりに量販店の木材部で切ってもらい作成。川から海への流れの断面を再現した装置に水と同時に砂(千葉/君津産?)を10度くらいの傾斜面に流し込むと、砂が堆積していくというもの。かすかに二層に分かれて堆積した砂は降り積もり海との境界を隔てて行く。
「このあたりが、三角州になるんですね」と、先生。
「そしてこの水の流れを、これで(白いゴム状のもの)堰きとめると・・・そう温暖化現象が起きますね。水を抜けば氷河期現象になります」
「この装置を作りたい人いますか?いたら相談に乗ります」
「・・・」
(こういう手作りが好きな人って本当に愉しい。見ているだけで笑いがこみ上げてくる。ああ、若い人の中にも手作り派がいるって嬉しい! ちなみに先生は32才と聞いている)


「地質構造には整合と不整合がありますが、休みなく連続して重なっているときを整合といい、何らかの事情(地震や大洪水)で中断された重なりを不整合といいます。この辺りでは田越川(逗子と葉山の堺辺り)で不整合が見られます。間(境目)の傾斜には礫岩層があります。下の葉山層は1500万年前の地層で上部の三浦層群逗子層は600万年位前の地層です」


 地球科学なんていうのは、気が遠くなるほどの時間を指すので、頭の中は混乱を来している。
「地層は基本的に水の中で出来ます」って、山(エベレスト山)には地層は無いわけ?貝殻が出たとも聞いているけど・・・。日本列島(山脈)は、プレートの移動で出来たとの説明・・・地球ってよく分からないけど、進行中らしい。
 動かざる大地でもない、恐怖の大地である。

『ポラーノの広場』228。

2014-02-02 06:25:18 | 宮沢賢治
そこはがらんとした窓の七つばかりある広い室でしたーがその片隅みにあの山猫博士の馬車別当がからだをむやみにこはばらしてじつに青ざめた変な顔をしながら腰掛けて舞って居りました。


☆双(二つ)の室(内容)がある講(はなし)である。
 悉(ことごとく)変(うつりかわる)偶(であい)がある。
 太陽の平(平等)を吐く(言う)詞(ことば)の場の視野(見解)は別(分けて)套っている。
 夢(空想)の案(考え)である章(文章)の片(二つに分けた一方)は、信仰の要を加えた自(わたくし)の意(考え)である。

『城』1523。

2014-02-02 06:15:08 | カフカ覚書
それはとにかく、わたしが言っている希望というのは、あなたはこの調書によってくらむとある種のつながりを、もしかしたらですよ、ある種のつながりだけでももつことになるという事実にあるのです。

 希望/Hoffnung→Hof/中庭、ハロー。
 クラム/Klamm→klan/氏族。
 ある(種)/eine→Ahn/先祖。

☆ハロー(死の入口)というのは先祖とつながる方法の記録を通して存続しているのです。
 クラム(氏族)とのつながりをもつということが、もしかしたら、先祖とつながる方法になるということはあります。