続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

問題を解く。

2014-02-13 06:43:54 | 日常
 期せずして問題が生じる。その問題に対処するために首を捻り、より良い解決法を探っていく。

 Kさんは、義理の弟が亡くなったが妻である妹は遺骨さえ家に置きたがらず、やむなくKさんが預かっているという。義理の弟は親の代からの家の名義を書き換えていなかったため、彼の姉妹全員の承認を取る必要が生じたらしい。アメリカに渡り消息不明の姉を探し出す困難を初めとして、いろいろな問題に苦慮しているという。

「簡単じゃないのよ、司法書士さんにお願いしたりして相当な出費を覚悟しなくてはならないの。」
「相当期間の所在不明(行方不明)の場合は、削除でいいんじゃないの?」
「それがダメなの、ダメらしいの。時間もお金もかかるわ。その間に妹にもしもの事があったら、もっと面倒だわ」と、こぼした。

 詳細までは聞かなかったけれど、「どんな風にすっきり解決したらいいのか皆目見当が付かない」と洩らした。


 ごく普通に暮らしていて、ある日、人が一人亡くなると思いがけず問題が生じる。

 その人が残した物を片づける・・・法律に基づいての分配。この問題は予想外の波紋を呼ぶ。確認のための証書・捺印・・・。

 近所のSさん、「子供たちが、たとえテープでもいいから財産分けを吹き込んでおいてくれって言うの。」と苦笑いをしていた。ご主人が亡くなった折には何億という税金を払った人である。(持ち家二軒を手放したらしい)
 現在Sさんは、施設に入所しているらしいけれど、すっきり問題は片づいているかしら。

 不明も端数も出る難題・・・六法全書は読みきれない。

『ポラーノの広場』238。

2014-02-13 06:26:01 | 宮沢賢治
わたくしはあぶなく扉をあけて飛び込舞うとしました。するとまたしばらくしづかになってゐましたが間もなく扉のとってが力なくがちっとまはってロザーロが眼を大きくあいてよろめくやうにでてきました。


☆秘(人に見せないように隠す)被(おおいかぶせている)。
 個(一つ一つ)を換(入れかえ)陽(太陽)にするために力(力を尽くす)願いが題(テーマ)である。


*こんな場所は、ぼくには初めてだ。息がせく。太陽とならんで、太陽よりさらにまぶしく、ひとつの星が輝く。
(「カフカ全集3』飛鷹 節/訳・新潮社)

 カフカと賢治、テーマの焦点(結論)は同質であると思う。カフカも賢治も一人の生命は太陽(星)に等し。いえ、それ以上の存在だとすら言っている。

『城』1534。

2014-02-13 06:09:51 | カフカ覚書
この人は、ここに静かに腰をかけて、ご自分の義務をはたしていらっしゃる。自分でおっしゃったように、万事きちんとしておかなくてはならないからです。しかし、よくお考えになってくださいよ。この人を任命なさったのは、クラムです。この人は、クラムの名において仕事をしているのです。この人のする仕事は、たとえ一度もクラムの手にとどかなくても、最初からクラムの同意があるのです。


☆彼は透明なまま住み、彼の伝説のように自身の責務を果たしている。よく考えると、クラム(氏族)の本領は、クラム(氏族)の名においての現場不在証明であり、決して汚点ではありません。クラム(氏族)に訴えなくても最初から汚点でないことに同意しているのです。