続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

花のつぼみ。

2014-04-05 06:55:41 | 日常
 水彩画の手習いの教室には、小さな姉妹が二人通ってきている。二人とも利発で、幼いながら賢治の「雨ニモ負ケズ」を全編すらすらと暗唱したり、演劇の舞台にも立ったりしている。セリフも堂々どころか脚本全体を暗記するほどの余力をもって挑んでいる。
「運動会のかけっこもね、どんどん抜いて一番になったの」と言い、「わたしは運動会が一番楽しみ」と笑った。もちろん絵も上手で、漫画を描いたり自由に活動している。始めて来た日は幼稚園児、妹の方は園児ですらなかった幼い姉妹も、姉のほうは今春中学生になる。
 つくづく月日の速さを実感している昨今、「歩こう会」のメンバーのお孫さんがNHK朝ドラの花子の幼いころを演じていると聞いて拍手喝采。(すごいねぇ!!)

 少子化の時代、みんな大切な日本の宝である。どの子が病んでもいけない、時代を担っていくであろう子供たちの健全をねがうばかり。それぞれの若い花のつぼみが、美しくも素晴らしい活躍をもって開花することを期待して止まない。

 ところで昨今の小保方さんのSTAP細胞の件は残念で仕方がない。それでも「ひらめき」は何にもまして重要な扉の鍵(秘密)であれば、この研究者の元気が萎えませんようにと心から願っている。

 未来へ向けての躍進、勇ましい足音を聞いていたい!

『ポラーノの広場』287。

2014-04-05 06:44:33 | 宮沢賢治
「海産鳥類の為に八月三日より二十八日間イーハトーヴォ海岸地方に出張を命ず。」と書いてありました。


☆解(わかるよう)に、太陽の張(意見を展開し)累(次々に重ね)覧(見渡し)、再び修(整える)意(考え)である。
 永遠の月や太陽を化(形、性質を変えて別のものになる)にする。
 字は自由也。化を兼ね、解(わかる)眼(要点)を知(心に感じる)方(方法)で推しはかる重なる妙(不思議)を書いている。

『城』1584。

2014-04-05 06:20:27 | カフカ覚書
「やめてくれ!これ以上もうなにも聴きたくない」
「そう怒らないで下さい」と言って、バルナバスは、Kの理不尽を無意識に責めようとするかのように、Kから視線をそらし、眼を伏せた。しかし、それは、たぶんKにどなりつけられて面くらったのであった。


☆「もう沢山だ、これ以上知りたくない」と、Kは言った。「そんなに腹を立てないで下さい、みなさん(大群=大勢に死んだ人たち)」とバルナバス(北極星の化身)は言い、なぜKを無意識に罰しようとするのかというように、存在をパッと光らせるのが見え、機関を沈めた。Kの記述に大いに驚愕したようだった。