続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

祭りの後。

2014-04-21 06:48:10 | 日常
 一年一度の合同展が終了、不甲斐ないお絵かきを並べて失意あるのみ。それでも一区切りついたことでホッとしている。

 ブログの向こう側は見えないしどんな方が読んでくださっているのか皆目見当が付かないけれど、ご来場下さる方とは直接話もできるし、その様相にも触れることが可能。
 特に着物リフォームに感心がある方たちの着衣・持物・年齢層・雰囲気に到るまでそれとなく観察できる愉しみは格別で、通常ここまでは出会えないという数の着物リフォーム愛好者の方々にお目にかかれるのはすごく嬉しい。縫い物大好き、古布大好き・・・共感アリアリのご同輩ばかり。

 ちょっとお話しするだけでも(ああ、世のなかにはこんなすごい方もいらっしゃる)と感服させられることも多々ある。
「北極にも南極にも何度も行きました。アラスカで見たオーロラは壮観で、ホテルで横になって見たこともあります。旅行が好きで中国でもアメリカでもどこへでも出かけます。息子は心配して怒るので、嫁さんにだけ日程表を渡して行きます。どの宿泊もランクが上のツアーに申し込みますから不衛生とも無縁です。写真が趣味で一万枚くらいは撮りました。夫は平成元年に亡くなりましたので、この二十五年は好き放題をしています。自分が使うお金には頓着しませんが、わたしが経営する会社の従業員には厳しいですよ・・・」延々続く話に若干辟易とした所で彼女の友人がやってきたので解放されたけど、世のなかにはタフな人もいるものだと感心しきり。
「八十才になりましたが、太っているだけで不具合ありません。いたって健康です」と笑い「始末が好きで、古いジーパンも捨てないでバックを作りました。帽子もこの通り、リバーシブルになっているんです」と手渡して見せてくれた猛女の一端。


 一年に一度会うメンバーのお話も貴重なら、来場者との会話も興味津々。(わたしが聞きたそうにするから話してくれるのかもしれないけど、一歩外に出ると人の数だけの人生模様がある)

 毎年何かしら手作りを下さるAさん、今年も・・・。
 一年に一度出会うだけのつながり・・・今年もメンバーの仕事を見せていただいて沢山のエネルギーを頂きました。ありがとうございました。何度でも重ねてお礼が言いたいです!

『ポラーノの広場』304。

2014-04-21 06:25:23 | 宮沢賢治
わたくしが写真器と背嚢をもってセンダードの停車場に下りたのはちゃうど灯がやっとついた所でした。

 写真器はシャ・シン・キと読んで、赦、神、鬼。
 背嚢はハイ・ノと読んで、輩、納。
 停車場はテイ・シャ・ジョウと読んで、呈、奢、常。
 下りたはカと読んで、禍。
 灯はトウと読んで、闘。
 所はショと読んで、緒。

☆赦(罪やあやまちをゆるす)の神により、鬼(死者の魂)が輩(列を成して並ぶ)のを納(受け入れる)。
 呈(外に現われる)奢(おごり)は常に禍(災難)と闘う緒(いとぐち)となる。

『城』1600。

2014-04-21 05:57:28 | カフカ覚書
しばらくしてから、「考えていたよりもずいぶん長くなってしまったようだな。だが、これを口でつたえてくれ。手紙は書きたくないんだ。手紙にすると、ほかの文書とおなじように、またしても際限もない盥まわしをされるのがおちだからね」

 手紙/Brief→Blitz/電光。
 文書/Aktenweg→Echt/真(正)の、本物の。weg/方法。

☆考えていたよりも死は長くなってしまったようだな。だがこれを神秘(密約)で伝えてくれ。先祖の電光は引きずりたくないんだ。再びただの記録として本物の方法になるだけだからね。