ラジオ体操を決意した日は、雨戸を開けたら雨。
翌日、恐る恐る出かけてみたら・・・あらっ、誰もいない。だって開始時刻の三分前に到着したのに。
「すみません、ここでラジオ体操があるって聞いてきたんですけれど」と出勤してきた女の人に尋ねると、
「はい、間もなく始まります」という。
「で、何人ほど集まりますか?」と聞くと、
「職員と・・・そう4.5人でしょうか」という。
話しているうちにチラホラ・・・二人、三人・・・。
公園事務所の職員の方が圧倒的に多い。
広場の道路側の端に《ラジオ体操やっています》の旗を立て、ラジオが用意され、予定通りに始まった。
ちょっと動いただけでもいい気分。
カードにスタンプを押してもらったら、先客の旦那さん、「わたしより少ないですね」と笑った。
その方が10くらい、その前の方が20くらいのスタンプ数・・・してみると、この運動は始まったばかりのようである。
今朝は雨降りだったけど、今は雨音がしない。もしかしたら、実施かな?
『無謀な睡眠者』
木目の付いた箱状の中で横に臥せって眠る男、その下には何と決めかねる形状のプレートにはめ込まれた6つの具象物がある、そして、その背後は暗澹たる虚空という画面。
無謀、考え無し、無分別・・・何に対して考えないのだろう。
現世に生きるものであるにもかかわらず、棺のような箱(木目は樹木/生者の死後)に眠るということ自体、霊界へ入ることを想起させる。
地上に眠る人でなく、虚空に浮遊しており、放棄したものが中空に落下している。
物が語る、あるいは表明する内実。
鏡は、わたくしの状況(今)を映すもの。
鳥は、自由。
帽子は、社会的地位。
リボンは、女性。
ろうそくは、情熱。
リンゴは、知性。
生きていく必要十分な条件である。
要するに、わたくし(眠る男)は、今のすべてと決別し、霊界の中に秘密裏に入っていくことを夜毎望んでいる、失うこと恐れない無謀な睡眠者であります。
(誰にも打ち明けられない、母への恋慕かもしれない)
(写真は『マグリット』西村書店刊)
そしたら俄かにそこに、つやつやした黒い髪の六つばかりの男の子が赤いジャケットのぼたんもかけずにひどくびっくりしたやうな顔をしてがたがたふるへてはだしで立ってゐました。
☆我(わたくし)は告げる。
罰を無くし、断(たち切る)詞(ことば)の釈(意味を明らかにする)のは、信仰の律である。
その点では、みなさんの態度は、正しいと言えましょうね。それをお話しするのは、なかなかむずかしいのです。あなたにたいしてでもそうですのよ。あなたは、いったん聞いてしまうと、わたしたちのもとを去り、たとえ直接あなたに関係のないことのようにおもえても、もうそんな話ははたくさんだと耳をふさいでおしまいになるでしょう。
☆それは正しいでしょう。でもそれには危険が生じます。あなたに対してもそうであり、可能なことではありません。あなたは耳を傾けてしまうと、わたしたちから去り、これ以上知ることを望まないでしょう。あなたもまた、この点に関してはそのように思われます。