続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)闇を出る。

2021-07-07 07:37:09 | 飯島晴子

   闇を出る婆はたくさん蕪持ち

 闇を出るはアン・スイと読んで、案、萃。
 婆はたくさん(婆沢山)はバ・タク・センと読んで、場、択、選。
 蕪持ちはブ・ジと読んで、部、示。
☆案(プラン)を萃(あつめる)場(場合)、択(良し悪しを見て)選び、部(区分けし)示(人に知らせる)。

 闇を出るはアン・スイと読んで、庵、衰。
 婆はたくさん(婆沢山)はバ・タク・サンと読んで、場、宅、散。
 蕪持ちはブ・ジと読んで、舞、持。
☆庵は衰えている。場は宅(住まい)である。
 散(自由気まま)に舞(奮い起こし)持(持ちこたえている)。

 闇を出るはアン・スイと読んで、闇、睡。
 婆はたくさん(婆沢山)はバ・タク・サンと読んで、馬、沢、燦。
 蕪持ちはブ・ジと読んで、撫、慈。
☆闇(暗闇)で眠る馬の沢(つや)が燦(きらめいている)。
 撫(可愛がり労わる)慈(いつくしみ)がある。

 案を出るはアン・シュツと読んで、案出。
 婆はたくさん(婆沢山)はバ・タク・センと読んで、場、卓、詮。
 蕪持ちはブ・ジと読んで、捕、除。
☆案出(考え出すこと)の場(場所)、卓(机)で詮(調べ)捕(捉えること)を除(取り除くこと)である。


『飯島晴子』(私的解釈)餅搗の。

2021-07-07 07:14:19 | 飯島晴子

   餅搗のからだのなかへ紐放つ

 餅搗はヘイ・トウと読んで、幣、蕩。
 からだのなか(体中)はテイ・チュウと読んで、弟、誅。
 紐放つはチュウ・ボウと読んで、知友、呆。
☆幣(ぜに・金銭)に蕩(だらしない)弟の誅(罪を責め咎める)。
 知友は呆(呆然、あきれている)。

 餅搗はヘイ・トウと読んで、炳、盗。
 からだのなか(体中)はテイ・チュウと読んで、態、抽。
 紐放つはチュウ・ホウと読んで、注、倣。
☆炳(明らか)に盗んだ態(ありさま)、抽(抜き出し)注(書き記した)倣(模倣)がある。

 餅搗はヘイ・トウと読んで、併、答。
 からだのなか(体中)はタイ・チュウと読んで、他意、註。
 紐放つはチュウ・ホウと読んで、注、方。
☆併(合わせた)答えは他意である。註(意味を解き明かすし)注(書き記す)方(方法)がある。

 餅搗はヘイ・トウと読んで、蔽、套。
 からだのなか(体中)タイ・チュウと読んで、態、注。
 紐放つはチュウ・ホウと読んで、衷、放。
☆蔽(見えないよう)に套(おおう)態(ありさま)。
 注(書き記す)衷(心の中)は放(思いのまま)である。


『国道の子供たち』18。

2021-07-07 06:15:47 | カフカ覚書

ばらばらの人影が道路わきの壕のなかに身をおどらせた。そして、暗い土手に消えたかと思うともうかれらは見知らぬひとのように、むこうのの道の上に立って、こちらを見下ろしているのだった。


☆個々の人たちは追放された死を歩いていた。先祖は暗い斜面に見えなくなったかと思うと、彼らはすでに異郷のひとのように、戦いの手段をもってこちらを見下ろしていた。