冬の禽たびたび平地にめぐりあひ
冬の禽はトウ・キンと読んで、党、襟。
たびたび(度度)はド・タクと読んで、度、詫
平地はヘイ・ジと読んで、並、自。
めぐりあひ(巡逢)はジュン・ホウと読んで、順、包。
☆党(仲間)の襟度(心の広さ)詫(頼りにしている)。
並(横にならぶ)自(わたくし)を順(差しさわりのないように)包んでくれる。
冬の禽はトウ・キンと読んで、盗、金。
たびたび(度度)はト・ドと読んで、賭、怒。
平地はヘイ・チと読んで、弊、痴。
めぐりあひ(巡逢)はジュン・ホウと読んで、詢、報。
☆盗んだ金で賭けることを怒る。
弊(よくないこと)痴(愚かであること)を詢(問い)報(知らせる)。
冬の禽はトウ・キンと読んで、悼、謹。
たびたび(度度)はト・タクと読んで、徒、宅。
平地はヘイ・ジと読んで、並、辞。
めぐりあひ(巡逢)はジュン・ホウと読んで、順、放。
☆悼(死をいたみ)謹(かしこまる)徒(門人)の宅(家)。
並んで順に辞(言葉)を放っていた。
冬の禽はトウ・キンと読んで、套、襟。
たびたび(度度)はト・トと読んで、吐、妬。
平地はヘイ・ジと読んで、蔽、自。
めぐりあひ(巡逢)はジュン・ホウと読んで、洵、呆。
☆套(おおった)襟(心の中)を吐く。
妬(ねたみ)を蔽(見えないよう隠している)自(わたくし)、洵(まこと)に呆(愚か)である。