続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)草冥く。

2021-09-11 06:51:42 | 飯島晴子

   草冥く人太りつゝ風が吹く

 草冥くはソウ・メイと読んで、葬、瞑。
 人太りつゝはニン・タと読んで、忍、耐。
 風が吹くはフ・スイと読んで、腑、悴。
☆葬(死者を葬る儀式)で瞑(目を閉じ)忍(しのび)耐えたが、腑(心の中)は悴(やつれてしまった)。

 草冥くはソウ・メイと読んで、壮、明。
 人太りつゝはニン・タイと読んで、認、態
 風が吹くはフ・スイと読んで、父、粋。
☆壮(男らしく)明るいと認める態(様子)。
 父には粋があった。

 草冥くはソウ・メイと読んで、窓、明。
 人太りつゝはジン・タと読んで、尽、多。
 風が吹くはフウ・スイと読んで、封、睡。
☆窓の明かりが尽(すべてなくなった)。
 多くは封(閉じて)睡(眠ったらしい)。