夏暁のみにくき人を憶ひけり
夏暁はカ・ギョウと読んで、化、業。
みにくき(見難)はケン・ナンと読んで、験、軟。
人を憶ひけりはジン・オクと読んで、訊、臆。
☆化(形、性質を掛けて別のものになる)業(努力してする仕事)を験(調べる)。
軟(しなやか)に訊(問いただし)臆(推しはかる)。
夏暁はゲ・ギョウと読んで、解、形。
みにくき(見難)はケン・ナンと読んで、兼、何。
人を憶ひけりはニン・オクと読んで、認、億。
☆解(バラバラに離れる)形を兼ねる。
何かを認(見分け)億(思いを巡らす)。
夏暁はカ・ギョウと読んで、荷、仰。
みにくき(見難)はケン・ナンと読んで、検、納。
人を憶ひけりはニン・オクと読んで、任、措く。
☆荷を仰ぎ検(調べ)納める任(務め)を措く(動作、状態を継続させる)。
※夏暁、夏の夜明けは早い。夜遅くまで熱中して仕事に励んでいるあなたは恐らく、この夜明けの清々しさを知らないのではないか。そんなあなたのことを憶っている。