あけぼのの舟をたゝくや白撫子
あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、書、蒐。
たゝくや(叩)はコウと読んで、広。
白撫子はハク・ブ・シと読んで、博、豊、師。
☆書を蒐(あつめる)広博(知識などが広いこと)、豊かな師(先生)である。
あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、秋。
たゝくや(叩)はコウと読んで、候。
☆初秋の候、白撫子がさいている。(秋の七草)
あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、終。
たゝくや(叩)はコウと読んで、恒。
白撫子はハク・ブ・シと読んで、箔、分、糸。
☆初めから終わりまで恒(一定している)箔の分(厚み)の糸である。
あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、庶、集。
たゝくや(叩)はコウと読んで、幸。
白撫子はハク・ブ・シと読んで、拍、舞、姿。
☆庶(もろもろ/皆)が集まるのは幸せである。
拍(手拍子をし)舞(踊る)姿がある。
あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、秋。
たゝくや(叩)はコウと読んで、候。
白撫子はハク・ブ・シと読んで、白、蕪、至。
☆初秋の候、白(明らか)に蕪(雑草が生い茂る)至(ことになる)。