続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)あけぼのの。

2021-09-20 07:37:59 | 飯島晴子

   あけぼのの舟をたゝくや白撫子

 あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、書、蒐。
 たゝくや(叩)はコウと読んで、広。
 白撫子はハク・ブ・シと読んで、博、豊、師。
☆書を蒐(あつめる)広博(知識などが広いこと)、豊かな師(先生)である。

 あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、秋。
 たゝくや(叩)はコウと読んで、候。
☆初秋の候、白撫子がさいている。(秋の七草)

 あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、終。
 たゝくや(叩)はコウと読んで、恒。
 白撫子はハク・ブ・シと読んで、箔、分、糸。
☆初めから終わりまで恒(一定している)箔の分(厚み)の糸である。

 あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、庶、集。
 たゝくや(叩)はコウと読んで、幸。
 白撫子はハク・ブ・シと読んで、拍、舞、姿。
☆庶(もろもろ/皆)が集まるのは幸せである。
 拍(手拍子をし)舞(踊る)姿がある。

 あけぼのの舟(曙舟)はショ・シュウと読んで、初、秋。
 たゝくや(叩)はコウと読んで、候。
 白撫子はハク・ブ・シと読んで、白、蕪、至。
☆初秋の候、白(明らか)に蕪(雑草が生い茂る)至(ことになる)。


『飯島晴子』(私的解釈)山かぞへ。

2021-09-20 07:17:18 | 飯島晴子

   山かぞへ川かぞへ来し桐の花

 山かぞへ(山数)はサン・スウと読んで、参、趨。
 川かぞへ(川数)はセン・スウと読んで、旋、枢。
 来し桐の花はライ・トウ・カと読んで、頼、頭、化。
☆参(仲間に加わり)趨(ある方向へ進んでいく)。
 旋(仲を取り持つ)枢(要)は頭(トップ)の化(教え導き)である。

 山かぞへ(山数)はサン・スウと読んで、賛、崇。
 川かぞへ(川数)はセン・スウと読んで、鮮、雛。
 来し桐の花はライ・トウ・カと読んで、礼、桃、花。
☆賛(称え)崇(あがめる)鮮(あざやかな)雛に礼(敬意を払って)桃の花。

 山かぞへ(山数)はサン・スウと読んで、三、枢。
 川かぞへ(川数)はセン・スウと読んで、遷、数。
 来し桐の花はライ・トウ・カと読んで、磊、問う、果。
☆三つの枢(重要な)遷(移り変わり)の数(はかりごと)がある。
 磊(小さなことにこだわらない)で問うと、果(原因があって生じるもの/結末)がある。