続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)天刑や。

2021-09-19 08:08:38 | 飯島晴子

   天刑やあをき李の花枝のあつまり

 天刑はテン・ケイと読んで、展、経。
 あをき李の花(青李花)はセイ・リ・カと読んで、整、理、化。
 枝のあつまり(枝集)はシ・シュウと読んで、詞、集。
☆展(かえりみて)経(つね)に整(きちんとととのえる)理(物事の筋道)がある。
 化(形、性質を変えて別のものになる)詞(言葉)を集めている。

 天刑はテン・ケイと読んで、典、敬。
 あをき李の花(青李花)はショウ・リ・カと読んで、象、悧、彼。
 枝のあつまり(枝集)はシ・シュウと読んで、師、秀。
☆典(書物)を敬う象(すがた)の悧(頭がよく働いて賢いさま)の彼の師(せんせい)は秀れている。

 天刑はテン・ケイと読んで、天、恵。
 あをき李の花(青李花)はショウ・リ・カと読んで、照、理、果。
 枝のあつまり(枝集)はシ・シュウと読んで、視、周。
☆天の恵みの照(ひかり)は、理(宇宙の根本原理)であり、果(原因があって生じるもの)である。 
 視(気をつけてみると)周(普く隅々まで行き渡っている)。


鈴木しづ子(私的解釈)寒の夜を。

2021-09-19 07:52:16 | 鈴木しづ子

   寒の夜を壺砕け散る散らしけり

 寒い夜、心も凍えて緊張の糸がプツンと切れる音がする。何もかも…世間の風の冷たさ、わたしは道を外しただろうか。蔑み? いえ、堂々と生きている。生きざるを得ないじゃない。

 わたしを守ってくれる常識の壺よ。
 足並み揃えて、とささやく壺は、こんな寒くて辛い夜に砕け散ってしまった。(これからどうしたら・・・)

 いいえ、こんな壺はわたくし自らが、砕いたのです。