続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)幼子の。

2021-09-16 07:32:19 | 飯島晴子

   幼子の手の腥き春の空

 幼子はヨウ・シと読んで、庸、指。
 手の腥およんできはシュ・セイと読んで、趣、凄。
 春の空はシュン・クウと読んで、瞬、食う。
☆庸(つね)に指(指さす)趣(考え)は凄まじく瞬(またたく間)に食う(相手を負かすこと)である。

 幼子はヨウ・シと読んで、鷹、姿。
 手の腥きはシュ・セイと読んで、狩、征。
う 春の空はシュン・クウと読んで、瞬、空。
☆鷹の姿を狩で征(撃つ)瞬(またたく間)は空(虚しい)。

 幼子はヨウ・シと読んで、容、姿。
 手の腥きはシュ・ショウと読んで、殊、粧。
 春の空はシュン・クウと読んで、悛、空。
☆容姿を殊(特別)に粧(装うこと)を悛(あらためる)。
 空(無駄である)。

 


D『与えられたとせよ:(1)落ちる水、(2)照明用ガス』2。

2021-09-16 07:10:58 | 美術ノート

 与えられたとせよ、命令形である。ここより前は問うまいという覚悟である。
(ここから)ここを基点としてルーツ、原点の扉を展いていく。

 長い(あるいは短い?)歴史、人類の根拠に迫る。
 長い時間をこの古びた扉に集約させている。人が人たりうる人智、覗き穴(視覚)、手垢の汚れ(触覚)を凌駕する好奇心、閉じられたもの、忘れられたものへの郷愁と探求心、あらゆるものの集合であるこの扉。
 内部の設置はより厳密に計画され、覗くという行為でしか推しはかれない時間の隔絶がある。

 連綿と続いてきたはずの人類の歴史/時間、原初に迫る問い。

 現在の複雑さを解く鍵がこの原初に秘められていたのかを探索する試みである。扉は決して開かない。覗き穴という極小の視野が鑑賞者の脳裏を刺激するだけに留まる工作かもしれない。


 写真は『DUCHAMP』 www.taschen.comより


『水仙月の四日』9。

2021-09-16 06:44:15 | 宮沢賢治

雪狼のうしろから白熊の毛皮の三角帽子をあみだにかぶり顔を苹果のやうにかがやかしながら、雪童子がゆつくり歩いて来ました。

 大神のうしろから白(あきらか)に熊(ユウと読んで幽、死者)である毛皮(モウ・ヒと読んで、亡・秘)の死装束である冠(三角帽子)を阿弥陀にかぶり顔(face→faith/信仰)をかがやかしながら、雪童子(説/道を示す人)がゆっくり歩いて来ました。