続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)八月の。

2021-10-04 07:19:39 | 飯島晴子

   八月の禽の真紅の胴震

 八月の禽はハチ・ガツ・キンと読んで、鉢、合、均。
 真紅はシン・コウと読んで、審、考。
 胴震はドウ・シンと読んで、同、心。
☆鉢を合わせて均(等しい)かを審(正しいかどうか、つまびらかにする)と、考えたが、同心(同心円)である。

 八月の禽はハチ・ガツ・キンと読んで、蜂、合、禁。
 真紅はシン・コウと読んで、針、抗。
 胴震はドウ・シンと読んで、撞、震。
☆蜂に合うことは禁(避ける)。
 針で抗(てむかい)撞(突き当たる)ので震(ふるえ慄く)。

 八月の禽はハチ・ガツ・キンと読んで、鉢、合、巾。
 真紅はシン・コウと読んで、身、行、動。
 胴震はドウ・シンと読んで、動、進。
☆鉢(頭の周り)に合わせ巾(布で作ったもの/鉢巻)を身に行動し進む。


わたしの場所が…。

2021-10-04 07:05:00 | 漫画

 コロナ以後、商店街では通路に出ていた椅子を片付けてしまった。年配者の休憩場所がことごとく消え、買い物は急がねばならない。

 ところがある日見つけた建屋の端っこ、「喫煙・飲酒お断り」なんていう張り紙がある極狭の隙間。おじさんが良く座っている場所がある。
(いいなぁ)と思っていたら、誰もいない日が・・(しめた)とばかり、お婆さんのわたし腰を下ろした。仲間は直ぐやって来て、まるで見知らぬ人だけどしばしお喋り。

「三崎の方に新しく大きなお店ができたじゃないですか」「いえ、三崎たって広いですから、バスに乗らなきゃいけないんです。バスに乗るくらいならここまででてきて・・・」とか何とか・・延々。

 でも悲しいかな、それからどのくらい経ったか「ここに座らないでください」の張り紙が。


M『無題』

2021-10-04 06:34:02 | 美術ノート

   『無題』

 女と男のシルエットである。女の方は膨らみを持つビルボケ、男の方は平面状であり両者ともに全体楽譜模様である。
 女の方は立体であり、枝葉が伸びている。再生を意味するだろうか、静物から生物は発生しないから、ここはこの世の律を外した世界である。

 女の影は途中で切れている、フェンスの向こうに続く地上はなく、遠景(例えば山など)も見えない、ということは非常に高い位置にある世界らしい。

 この二者の関係は…マグリットの両親だろうか、先に逝った女(母)の歳月と後からの男(父)の幻影かもしれない。音符は性格や心理を表している。

 シンプルな情景、フラットであり無風・平穏であるが、二者の時空には差異がある。女には威風堂々とした貫禄があるが、男は単に小さく留まっているに過ぎない。

 亡き両親を想い、亡き両親への追慕の比重がこの作品かもしれない。

 写真は『マグリット』展・図録より


『水仙月の四日』19。

2021-10-04 06:21:25 | 宮沢賢治

「ありがたう。」雪童子はそれをひろひながら、白と藍いろの野はらにたつてゐる、美しい町をはるかにながめました。川がきらきら光つて、停車場からは白い煙もあがつてゐました。

 白と藍いろの野はら・・・白はハクと読んで、魄。藍いろは愛、精神。野はらはNOはら、何もないところ…目には見えない精神界(冥府)だと思う。

 停車場は『銀河鉄道の夜』の停車場と同じで、現世と来世の切り替えの場ではないか。諦(真理)赦(罪や過ちを赦す)場。

 白い煙もあがつて・・・魄(死者の魂)を援(助けて)おりました。
 川は三途の川かもしれない。