続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)田の奥に。

2021-10-24 06:34:05 | 飯島晴子

   田の奥に鶴ゐて凶悪なる袂

※田んぼの奥のほうに鶴がいる。郷(村里)の渥(潤いがある)袂(たもと)の景である。

 田の奥はデン・オウと読んで、田、黄。
 鶴ゐて(鶴居)はカク・キョと読んで、穫、挙。
 凶悪なる袂はキョウ・アク・ベイと読んで、供、握、米。
☆田の黄(きいろ)を穫(取り入れる/収穫する)挙(仕事)、供(そなえる)のは、握(手に収めた)米である。

 田の奥はデン・オウと読んで、鮎、追。
 鶴ゐて(鶴居)はカク・キョと読んで、穫、炬。
 凶悪なる袂はキョウ・アク・ベイと読んで、饗、空く、皿。
☆鮎を追い穫(捕らえる)。
 炬(焼いて)饗(もてなす)と空く皿になる。

 田の奥はデン・オウと読んで、伝、往。
 鶴ゐて(鶴居)はカク・キョと読んで、核、巨。
 凶悪なる袂はキョウ・アク・ベイと読んで、脅、悪、米。
☆伝えられる往(人の死)は、核の巨(大きな)脅(おどし)であり、悪いのは米(アメリカ)である。