続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)七夕の。

2021-10-05 07:30:15 | 飯島晴子

   七夕の紙の音して唇ひらく

※七夕飾り、サラサラ音がして目を向けると、短冊に書いた文字や絵が目に入る。あんなこと、こんなこと、思わず微笑む光景である。

 七夕はシチ・ユウと読んで、死地、幽。
 紙の音はシ・インと読んで、死、隠。
 唇ひらく(唇開)はシン・カイと読んで、真、怪。
☆死地の幽(暗さ)には死が隠れている。
 真に怪(不思議/あやしい)。

 七夕はシチ・ユウと読んで、質、猶。
 紙の音はシ・インと読んで、師、因。
 唇ひらく(唇開)はシン・カイと読んで、娠、届。
☆質(問いただすこと)を猶(ためらう)師(先生)。
 因(事の起こり)は娠(妊娠)の届けである。

 七夕はシツ・ユウと読んで、質、優。
 紙の音はシ・オンと読んで、氏、穏。
 唇ひらく(唇開)はシン・カイと読んで、紳、快。
☆質(生まれつきの性質)は優しい。
 氏は穏やかで紳(立派な人間)であり快(気持ちがよい)。


清司一家の来訪。

2021-10-05 07:17:35 | 日常

 解除の報をうけて早速清司一家が二年ぶりにやって来た。
 みんな元気!が嬉しい!

 背が伸びて声変わりした清一郎ちゃん、下二人のやんちゃは相変わらず。清ちゃんが用事があって春ちゃんの教室へ行ったら、春ちゃんの机の上にテープが貼って有り(階段を駆け上らない)とか(高いところへは上がらない)などと書いてあったという。先生は清ちゃんも習った先生で、いい先生なんだよ、という。いい先生を困らせている春ちゃん、漢字も算数も鉄棒もみんな頑張っているのにね…。

 恵ちゃんも小学一年生、三人がそろって学校へ行くところ見てみたいな。三人のうちで一番先に逆上がりができた運動神経のいい恵ちゃんは一番友達も多いらしい。

 旺盛な食欲、逞しく育つといいね。みんな顔を見せてくれてありがとう。


M『博学な樹』

2021-10-05 06:54:25 | 美術ノート

   『博学な樹』

 博学な樹・・・大きく広い世界を学んでいる樹?
 学ぶということは時間を要することであり、時の経過を意味するのかもしれない。

 ピンクの床、淡いブルーの背景は非現実的であり、陰翳もどことなくちぐはぐ。
 第一、目だけが独立して浮遊するなどあり得ない。

 総てが非現実的なのである。遮蔽の板には人為的に開けられた四角い窓のようなものがあったり、木の質感を持つカーテンが床に直立している。
 ビルボケから枝葉が茂っている。水(養分)を吸い上げないポールから水を必須とする枝葉が伸びている。

 これらをどう捉えればいいのか・・・生と死の混在、醜悪な部分は一つもないのに、明らかに《生》の領域ではない。
 崩壊、バラバラになったパーツがひっそり結びついており、しかも現世の律に作用しない。
 パラダイスという歓喜は薄いが、苦渋(地獄)という束縛もない。解放されているが不自由である、目だけが異様に独立し離脱している。
 絶命してもなお、精神は活力をもって自由を求めているのだろうか。現世に残した気がかりは誰にもあるに違いない。

 写真は『マグリット』展・図録より


『水仙月の四日』20。

2021-10-05 06:24:18 | 宮沢賢治

雪童子は眼を丘のふもとに落としました。その山裾の細い雪みちを、さつきの赤毛布を着た子供が一しんに山のうちの方へ急いでゐるのでした。

 眼(ガン→願い)を丘(キュウ→救済)
 山裾(山→サン/太陽、巨大な太陽)
 細い雪みち(サイ→済/終)最期の死の道。
 赤毛布(シャク→釈/意味を明らかにする・亡・訃報)、死の通知を受けた
 子供(シ・キョウ→死・境)

☆死の導師は願いの救済を落としました。その巨大な太陽の最期の死の道を、さっきの死の通知を受けた死の境(現世と来世に間)に人が、一しんに太陽のある現世の方へ急いでいるのでした。
 現世と来世(冥府)の交点(接線)を太陽に置いている。