続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)蝶を飼ふ。

2021-10-11 07:34:15 | 飯島晴子

   蝶を飼ふ人胸もとを見つめられ

 蝶を飼ふ人はチョウ・シ・ニンと読んで、帳、詞、認。
 胸もと(胸元)はキョウ・ゲンと読んで、況、幻。
 見つめられはケンと読んで、見。
☆帳(ノート)の詞(言葉)を認(見分ける)状(ありさま)は、幻(まぼろし)を見るようなものである。

 蝶を飼ふ人はチョウ・シ・ニンと読んで、弔、姿、忍。
 胸もと(胸元)はキョウ・ゲンと読んで、恭、厳。
 見つめられはケンと読んで、顕。
☆弔(とむらう)姿は忍(耐え)恭(かしこまっており)、厳しさが顕(あらわれている)。

 蝶を飼ふ人はチョウ・シ・ジンと読んで、調、子、腎。
 胸もと(胸元)はキョウ・ゲンと読んで、響、弦。
 見つめられはケンと読んで、験。
☆調子の腎(かなめ)は響(ひびき)であり、弦を験(確かめること)である。


『飯島晴子』(私的解釈)子を産んで。

2021-10-11 06:40:44 | 飯島晴子

   子を産んで射干の朱を見て居りぬ

 子を産んではシ・サンと読んで、試、算。
 射干の朱はシャ・カン・シュと読んで、視野、換、須。。
 見て居りぬはゲン・キョと読んで、言、拠。
☆試(ためして)算(見当をつけて)視野(見解)を換(入れかえる)。
 須(必要な)言(言葉)が拠(よりどころ)である。

 子を産んではシ・サンと読んで、私、散。
 射干の朱はシャ・カン・シュと読んで、謝、看、趣。
 見て居りぬはケン・キョと読んで、兼、据。
☆私の散(自由気まま)を謝(わびる)。
 看(注意して見ると)趣(ねらい)は、兼ねて据(すえている)。

 子を産んではシ・サンと読んで、賜、餐。
 射干の朱はシャ・カン・シュと読んで、奢、勧、主。
 見て居りぬはケン・キョと読んで、健、挙。
☆賜(たまわる)餐(食事)の奢(贅沢)、勧める主(主人・主催)の健(がんばる)挙(ふるまい)。

 子を産んではシ・サンと読んで、四、散。
 射干の朱はセキ・カン・シュと読んで、析、肝、趣。
 見て居りぬはケン・キョと読んで、顕、挙。
☆四散(バラバラになること)の析(分けることで事柄を明らかにする)と、肝(かなめ)の趣(ねらい)が顕(現れる)、挙(すべて)。