青鷺の水を花嫁廻つてをり
青鷺はショウ・ロと読んで、傷、櫓。
水を花嫁はスイ・カ・カと読んで、衰、過、禍。
廻つてをり(廻居)はカイ・キョと読んで、壊、去。
☆傷のある櫓は衰(勢いが無くなる)。
過(あやまち)の禍(災難)、壊れたところを去(取り去る)。
青鷺はショウ・ロと読んで、笑、漏。
水を花嫁はスイ・カ・カと読んで、出、鍋、窩。
廻つてをり(廻居)はカイ・キョと読んで、械、拒。
☆笑いが漏れ出す。
鍋の窩(丸い穴)械(道具)として拒(使えない)。
青鷺はショウ・ロと読んで、粧、絽。
水を花嫁はスイ・カ・カと読んで、粋、夏、可。
廻つてをり(廻居)はカイ・キョと読んで、快、挙。
☆粧(よそおう)絽は粋である。
夏の可(良いと認める)快挙(胸のすくような素晴らしい行為)である。