続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)黒き板。

2021-10-20 07:31:46 | 飯島晴子

   黒き板はつてたのしむ花婿たち

 黒き板はコク・バンと読んで、石、版。
 はつてたのしむ(張楽)はチョウ・ラクと読んで、彫、絡。
 花婿たち(花婿達)はカ・セイ・タチと読んで、果、成、質。
☆石版を彫る絡(筋道)は、果(思い切りやる)と成(出来上がる)質(内容)である。

 黒き板はコク・ハンと読んで、酷、叛。
 はつてたのしむ(張楽)はチョウ・ガクと読んで、長、愕。
 花婿たち(花婿達)はカ・セイ・タツと読んで、果、凄、撻。
☆酷(容赦なく厳しく)叛(さからうこと)に長(団体、機関の最上位の人)は愕(おどろき)、果(結末)は凄(すさまじく)撻(鞭でたたく/反撃を食う)。

 黒き板はコク・バンと読んで、古句、番。
 はつてたのしむ(張楽)はチョウ・ガクと読んで、帳、学。
 花婿たち(花婿達)はカ・セイ・シツと読んで、暇、生、質。
☆古句を番(代わる代わる)帳(ノート)で学ぶ。
 暇(仕事のない手すきの時)の生(暮らし)の質(内容/中身)である。


M『喜劇の精神』

2021-10-20 07:03:21 | 美術ノート

   『喜劇の精神』

 喜劇→面白おかしく観客を笑わせながら人生の真実を表そうとする劇。
 人型に切られた薄い切り紙状のものが、地上に立っている。薄い切り紙状のものが、地上に立っている。たつことはたつことは地は坂(斜めの傾いている)であり、何らかの力(エネルギー)の作用が無い限り立つことは不可能である。

 紙(平面)は垂直にはそれぞれが線対称になっており、上下にはどこまでも続く連鎖の模様になっている。つまり、無限、永遠をまとっている。

 いかにも転倒を余儀なくされる風体(外見)、しかも向こうが透けて見えている(中身の無)、吹けば飛ぶしかない見かけは観客に危惧を念を起こさせ優位を抱かせる。
 喜劇の精神の観客への旺盛なサービス精神、喜劇の精神は観客を魅了するとともに大いなるエネルギーを燃やすものである。

 写真は『マグリット』展・図録より


『水仙月の四日』30。

2021-10-20 06:22:45 | 宮沢賢治

 雪童子はまるで電気にかかつたやうに飛びたちました。雪婆んごがやつてきたのです。
 ぱちつ、雪童子の革むちが鳴りました。狼どもは一ぺんに跳ね上がりました。雪わらすは顔いろも青ざめ、唇も結ばれ、帽子も飛んでしまひました。

 電気はデンキと読んで、伝奇/不思議な話。
 雪婆んご→猫のような耳をもち/猫はビョウと読んで平(偏らない)、耳はジと読んで慈(いつくしみ)。猫はcatからcatch(捉える、太陽の光をとらえる存在としての月)
 革むち→革はカクと読んで、覚(さとり)、むちは鞭(あるいは無智を悟る)。
 顔いろも青ざめ→顔はfaceからfaith(信仰)、青はショウと読んで、照(あまねく光が当たる=平等)。
 唇も結ばれ→シン・ケツと読んで、心血(精神と肉体すべて)。
 帽子→ボウ・シと読んで、亡、死。
 飛ぶ→ヒと読んで、秘(人に見せないように隠す)
☆死の導師はまるで不思議な話のように飛びたちました。雪婆んご(月)がやってきたのです。
 ぱちっ、死の導師の覚(悟りの無智)がなりました。大神たちも一度に跳ね上がりました。信仰の平等も心も体も死亡も見えないようになりました。