続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)夏帯を。

2022-01-12 07:29:45 | 飯島晴子

   夏帯をしめ濁流をおもいをり

 夏帯をしめ(夏帯締)はカ・タイ・テイと読んで、花、袋、体。
 濁流をおもいをり(濁流思居)はダク・リュウ・シ・キョと読んで、諾、流、詞、挙。
☆(田山)花袋の体(本質)を諾(承知している)。
 流(よどみなくすらすらといく)詞(言葉)が挙(すべて)である。
※(花袋は書き言葉と話し言葉の境界を失くした)

 夏帯をしめ(夏帯締)はカ・タイ・テイと読んで、貨、滞、底。
 濁流をおもいをり(濁流思居)はダク・リュウ・シ・キョと読んで、諾、流、使、拠。
☆貨(お金)が滞(とどこおり)底であるのを諾(承知している)。
 流れるように使うことに拠る。

 夏帯をしめ(夏帯締)はカ・タイ・テイと読んで、化、他意、綴。
 濁流をおもいをり(濁流思居)はダク・リュウ・シ・キョと読んで、駄句、隆、私、挙。
☆化(形、性質を変えて別のものになる)他意がある。
 綴(つづり合わせる)駄句(謙譲)を、隆(盛んに)私は挙(企てている)。 


M『前兆』

2022-01-12 06:42:15 | 美術ノート

   『前兆』

 漆黒の闇(暗い洞穴)から覗き見る形で鳥が羽を広げた形の山を仰ぎ見ている。地平線は見えず、樹林の上方が垣間見えているということは、相当に高い場所であり、鳥の形態をした山とも遠隔の時空の介在がある。

 鳥が羽ばたく形態の山は何かを隠している。

 それから七日待って、再びはとを箱舟から放った。はとは夕方のなって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。(『創世記』より)

 鳥が羽を広げた形の山は、在りそうでない、つまり人の空想の絵図である。ここから始まる一つの大きな世界観、人々の生活に大きな影響を与える光とも指針ともなる某宗教の『前兆』をマグリットの視点でとらえたものであり、是非の言及はない。

 写真は『マグリット』展・図録より


賢治『春と修羅』6.

2022-01-12 06:30:15 | 宮沢賢治

 (玉髄の雲がながれて
  どこで啼くその春の鳥
 日輪青くかげろへば
   衆等は樹林に交響し

☆(美しい球/太陽の髄(中心)、薀(奥義)である諦(真理)葉は俊(優れている)。
 弔(死者を弔い)化(教え導く)倫(人の行うべき道)は、照(あまねく光が当たる=平等)である。
 衆等(みんな/みんなの中のわたし)は寿(命)を吝(惜しむ)考えを供(述べている)。