続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

吉川宏志(私的解釈)風を浴び。

2022-01-27 10:54:44 | 吉川宏志

 風を浴びきりきり舞いの曼珠沙華抱きたさはときに逢いたさを超ゆ

 曼珠沙華の花は、細い線が放射状に広がり反り返った形状である。だから風を浴びきりきり舞いなどしているところを見たことがない。

 抱きたさはときに逢いたさを超ゆ・・・恋情よりも情欲が激しく勝ってしまっている。

 曼珠沙華の花が風を浴びきりきり舞いをするとしたら、もう台風、暴風、烈風。それほどに熱く激しい恋情を抱いている今のわたくしである。

「お父さん、藤棚が揺れているね」と言って振り向いたら、家の屋根が飛んでいたという知人の話。風が通り抜けるようなものが、キリキリ舞うときは屋根が抜けるような猛烈な突風である。
 情熱の真紅、曼珠沙華(彼岸花)がきりきり舞うときは、炎上の恋心が無くてはならない。

 内職、介護に明け暮れていたころ聞いた山口百恵の「曼珠沙華」、思い出して、しんみり。


吉川宏志(私的解釈)あさがおが。

2022-01-27 07:30:52 | 吉川宏志

 あさがおが朝を選んで咲くほどの出会いと思う肩並べつつ

 朝顔が朝に咲くというのは、温度・日照などの条件によるもので選んだというより必然である。

(あさがお)の文字の優しさ、(あなたと私の出会いは出会うべくして出会ったのですね)こうして肩を並べて歩いているとつくづく巡り合わせの妙、必然という自然の法則(定め)のようにさえ感じてしまう、深く心に刻んだ愛のお話である。

    

 秋の雲「ふわ」と数えることにする一ふわ二ふわ三ふわの雲

 やわらかくやさしい「ふわ」の言葉。
 自然をこんな素敵な眼差しで見ることができるなんて本当にステキです!まるで絵本の世界に迷い込んだよう。


『飯島晴子』(私的解釈)空井戸を。

2022-01-27 06:54:44 | 飯島晴子

   空井戸を大事に鳴ける青葉木菟

 空井戸はクウ・セイ・コと読んで、食う、勢、己。
 大事に鳴けるはタイ・ジ・メイと読んで、頽、時、命。
 青葉木菟はショウ・ヨウ・モク・トと読んで、傷、容、黙、吐く。
☆食う勢いが己(わたくし)は頽(衰えている)。
 時に命を傷める容(すがた)、黙って吐く。

 空井戸はク・ショウ・コと読んで、苦、笑、己。
 大事に鳴けるはタイ・ジ・メイと読んで、他意、自、明。
 青葉木菟はショウ・ヨウ・モク・トと読んで、章、要、黙、図。
☆苦笑、己(わたくし)の他意は自明である。
 章の要は黙って図っている。

 空井戸はクウ・セイ・コと読んで、空、星、個。
 大事に鳴けるはタイ・ジ・メイと読んで、太、自、明。
 青葉木菟はショウ・ヨウ・ボク・トと読んで、昭、杳、朴、渡。
☆空の星の個(一つ一つ)は太(きわめて大きい)。
 自(みずから)明るき昭(輝く)。
 杳(くらいなか)、朴(ありのまま/自然)に、渡っていく。
 


『飯島晴子』(私的解釈)青みどろ。

2022-01-27 06:43:50 | 飯島晴子

   青みどろ箒はかなり寂しきか

 青みどろはセイと読んで、星。
 箒はソウと読んで、総。
 寂しきかはジャクと読んで、惹。
☆星の総てに惹かれる。

 青みどろはセイと読んで、勢。
 箒はソウと読んで、層。
 寂しきかはジャクと読んで、若。

 青みどろはショウと読んで、少。
 箒はソウと読んで、葬。
 寂しきかはジャクと読んで、寂。
☆少(年が若い)葬(とむらい)は寂しい。

 青みどろはセイと読んで、星。
 箒はソウと読んで、箒。
 寂しきかはジャクと読んで、寂しい。
☆ほうき星は寂しいか、(いいえ)