ところが先生は別にその人を気にかける風もなく順々に通信簿を集めて三郎の席まで行きますと三郎は通信簿も宿題帖もない代わりに両手をにぎりこぶしにして二つ机の上にのせてゐたのです。
通信簿はツウシンボと読んで、痛心簿。
宿題帖は、宿(前世からの)題(解決されるべき事柄)
両手は、霊主(神)
二つはフウと読んで、封。
机はキと読んで、鬼(死者の魂)
上はカミと読んで、神。
☆ところが先生は別にその人を気にかける風もなく→みんな平等、同じという信奉。
通信簿(非常な心配)も前世からの解決すべき事柄もない代わりに霊主をにぎりこぶし(グウ→Good/良し)にして封(とじた)鬼(死者の魂)を神に加えていたのです。
《みんな神になる》→平等が賢治の世界観、趣旨。
通信簿はツウシンボと読んで、痛心簿。
宿題帖は、宿(前世からの)題(解決されるべき事柄)
両手は、霊主(神)
二つはフウと読んで、封。
机はキと読んで、鬼(死者の魂)
上はカミと読んで、神。
☆ところが先生は別にその人を気にかける風もなく→みんな平等、同じという信奉。
通信簿(非常な心配)も前世からの解決すべき事柄もない代わりに霊主をにぎりこぶし(グウ→Good/良し)にして封(とじた)鬼(死者の魂)を神に加えていたのです。
《みんな神になる》→平等が賢治の世界観、趣旨。