続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

小試験?

2012-07-28 06:36:29 | 日常
 例の夢庵での会食、四人会の集合時刻には10時32分のバスに乗らなくてはならない。ひょっと時計を見ると、10時15分・・・ああ・・・大急ぎで着替えて・・・化粧する間はなし、暑いし、すっぴんで・・・とにかく大慌てで家を出た。

 バス停で、すぐ来るはずのバスを待った。が、「YRP野比」行きは来ない。反対車線の「衣笠十字路」行きは3分後のはずなのにすでに見送っている。(おかしいわ)

 遅れている・・・「十分も遅れるなんて」バス停にいた人が思わずつぶやいた。
「おかしいですね、もう15分も遅れています。歩いたって15分かからない距離を・・・どうしたんでしょう」

(まぁ、11時集合だから、いくら遅れたって大丈夫)と、思っていたわたしも、10時50分を回るにいたっては少々不安と憤りが・・・(こんな事なら、お化粧してくれば良かった)


 バスが来たのは10時52分
「このバスは渋滞のため20分遅れとなっております」と、運転手さん。
 
 車中にはいつもより早く乗れてしまった人の笑顔と、待ちに待った疲労憤懣が入り混じって奇妙な空気になっていたけど猛暑で焼け付いた身体には、心を落ち着かせる冷房が効いていて何とか収まった感じ。

 何だか無駄に時間を費やしたような・・・(この世の中には無駄な経験というものは皆無だっていうから)わたしの考え違いや少しの焦りをここで修正しようと思った昨日の四人会。


 日常のストレスを大げさに考えてはいけない。
 神さまはいつの日も、わたしたちを試しているのだと思えば・・・昨日の小試験、相当なマイナス点だったかもしれない。笑止!

『風の又三郎』394。

2012-07-28 06:21:37 | 宮沢賢治
 佐太郎は大へんまじめな顔で、きちんと立って水を見ていました。昨日発破をかけたときなら、もう十疋もとってゐたんだと。みんなは思ひました。またずゐぶんしばらくみんなしぃんとして待ちました。けれどもやっぱり、魚は一ぴきも浮いて来ませんでした。

☆衛星(月)の題(テーマ)はFaith(信仰)である。
 理由は推しはかると現われる
 策(くわだて)の実(内容)は法(仏の道)から派(元から分かれている)。
 獣(生きとし生きるもの)必ず死に逮/およぶ。
 御(おさめる)の、逸/かくれた譜(物事を系統的に書き記したもの)の記である。

『城』896。

2012-07-28 06:11:26 | カフカ覚書
そういう質問をなさるのは、よそ者でいらっしゃる証拠です。監視機関はあるかとのおたずねですが、じつは、あるのは監視機関ばかりなのです。

 監視/Kontroll→Kontrar/逆の、反対の、相反する。
 機関/behorgen→Horde/遊牧民の群れ、群集。

☆そういう質問をなさるのは、よそ者(死界での未死)でいらっしゃる証拠なのです。
 相反する群集はいるのかとのおたずねですが、じつはいるのは相反する群集ばかりなのです。

街の変貌。

2012-07-27 06:11:52 | 日常
 京急上大岡駅のバスターミナルは、笹下町のG製版、中永谷のK製版へ行くために向かう場所で、駅から少し離れたところにあった。
 ところが先日、駅に降り立つと見事なまでの変貌振り・・・(ここはどこ?わたしは誰?)
 バスターミナルへは雨の日でも傘を差さないで行けるばかりか、全体が駅ビルになっていて(どこがどこやら)「京急の電車はどこから乗ればいいんですか」などと聞くに至っては、自分でも苦笑。

 雨風問わず、向かった仕事先。その笹下(ささげ)は今や幻の地名になったらしい。
(G製版の三兄弟どうしているかな?)
 ある日三人いっぺんに姿を消した建物跡地には四軒の新築家屋が立ち並んだ。大きな長い梁は、往時の勢いを物語るのに十分な物だったけれど、その先から垂れた一本の糸・・・雨漏りの雨を誘導するための物らしく糸の先には五寸釘がぶらさがり、その下には空き缶が・・・どう見ても役に立っていなさそうだった。なぜなら雨(水)が意図したように直角に曲がるなんてあり得ないから。
 ああ、思い出話は尽きないけれど、みんな幻と帰してしまった。中永谷のK製版も、今は幻・・・。

 パブリックアート作品を見るために立ち寄った上大岡駅その周辺の変貌。
 みんな変わっていく・・・みんなどうしているのかな。AさんBさんは他界。Cくんは相変わらず競馬に夢中かな・・・みなとみらいに向かう途中、馬券売り場だった婦人会館を見たけど、立派なビルに建て替えられていた。外れ馬券はもう町に舞うことはないのかな、それを拾う人もいて・・・街の煩雑はそのまま時代の煩雑であり、駆け上っていく足音の下に息を殺した憤懣が充満していた。


 二度と降車することもないと思っていた上大岡駅・・・子供のおみやげに買った「モスバーガー」の看板は健在。息子と待ち合わせをした交番前・・・。
 イベントがらみで見渡した上大岡駅周辺・・・幾重にも重なる光景に胸を熱くしたことでした。

『城』895。

2012-07-27 05:42:36 | カフカ覚書
「たいへん手きびしいことをおっしゃいますな。ですが、その手きびしさを千倍になさっても、当局がみずからにむけている厳格さにくらべたら、とてもものの数にもはいらないでしょう。

 当局/Behorde→Horde/遊牧民の群れ、群集。
 手きびしさ/Streng・・・苦渋。

☆予言者はきびしい。と村長/(死への)入門は言った。ですがその苦渋を千倍にしても(遊牧民の)群集からみずからに向けられた苦渋にくらべたらものの数にもはいらないでしょう。

大いなる刺激。

2012-07-26 06:13:16 | 日常
 昔好きだったことを、子育てが一段落してから始める人がいる。水彩画サークルへ参加したのは二十数年前らしい。わたしより少し年上のIKさん。頑張り屋で物静か・・・。
 水彩画サークルは指導者亡き後、グループは二つにも三つにも分かれたと聞く。わたしは最近の新参者なので事情はよく知らないけれどITさんの個展には数回お邪魔している。大きなホールでの作品展もあって、その意欲と目覚しい上達振りには眼を見張ってしまう。物静かな風貌とは異なりいつのときも挑戦的なのである。
(すごいわ!)いつも感動と刺激を頂いて会場を後にするわたし。


 大滝町、さいか屋跡地辺りを歩いていたら「IT小品展」の文字が・・・?(ああ、この大木の絵・・・彼女のものだわ)

 待ち合わせの時刻まで15分・・・わたしはドアを開け、その喫茶店に入った。小品展とはいえ、すべてが力作。おざなりなものは一つもない。

 恥ずかしさが先に立ち、凝視できないほどの漲る意欲作。


 店を出て・・・(わたしも頑張らなくては)と、思うことしきり。

 何事も、月日は待ってくれない。失われた昨日を悔やんでいては前に進めない。

 ITさん、素晴らしい作品を見せて下さってありがとう。あなたを思えば、予想される猛暑の夏を乗り切れそうです!

『風の又三郎』392。

2012-07-26 06:02:46 | 宮沢賢治
みんなしぃんとして、水をみつめて立ってゐました。又三郎は水を見ないで、向ふの雲の峰を見てゐました。

☆推しはかる慄(おそれ)。
 幽(死界)の太陽を推しはかる考え。
 運(めぐりあわせ)の法(真理)
 状(ありさま)は、Two(二つ)であると告げる。
 弔(死者を悼む)ことを、兼ねている。

『城』894。

2012-07-26 05:50:47 | カフカ覚書
伯爵府の組織全体は、あなたのご説明によると、監視なり、調整がおこなわれないと考えると、あぶなっかしくて見ておれないような組織ですね」

 伯爵府の組織/Wirtschaft→Wort schaffen/言葉、創造。
 ご説明/Vorstellung・・・イメージ、心象。
 監視/Kontrolle→Kontrar/反対の、対立する。

☆言葉の創造は、この種の陳述によると、先祖の心象に相反する起りえないような不快なものです。

習性の変化?

2012-07-25 06:29:38 | 日常
 隣家のツバメ、四月にはやってきて子育て・・・でも七月の今になっても、巣を往来している。わたしが近くで覗いてもどこ吹く風・・・あり得ない状況。

 子育て後は親子そろってどこかへ飛び立ち、この地を去る頃になってみんなでやって来てはひと時旋回を繰り返す。これがかってわが家にやって来ていたときの習慣。

 昨日用事で隣家の玄関先でそのことを隣人に問うと、
「もう、三回も子育て、巣立ちはあったのにまだこうして巣に帰ってくるの、図々しいんだね」と笑った。
「だって、いつまでも玄関先を汚して、大変だわ」と、わたし。困ったように苦笑する隣人。

 今朝も早くからツバメは激しく鳴いている。

 いったい何時からツバメの習慣、ツバメの誇り(?)を捨てたの?
 隣接するわが家、朝はツバメの鳴き声で目が覚める。愛しいような・・・。

《これって、有りですか?》