今日(10/25)、12:00から「ハーモニーホール 座間」において座間市に明治時代から受け継がれている主管による秋季恒例の「座間入谷歌舞伎会公演」のビデオ上映会が開催された。コロナ禍にあって感染防止の観点から今年は「入谷歌舞伎会」各保存会の未出演となった。この入谷歌舞伎は江戸時代末期頃から入谷地区の人々が農閑期に大歌舞伎の役者から指導を受けて祭礼などで演じたのが始まりと言われている。明治・大正・昭和初期にかけて隆盛を見たが社会の変動や後継者不足などで戦後に演じる機会が減少し活動は中断を余儀なくされたが市民による「復活」をの声に平成8年に活動が再開された。入谷歌舞伎会会長の挨拶の後、第1部「寿式三番叟」、第2部は狩場曽我富士之曙「對面之場」、第3部は「神輿渡御甚句」、第4部は弁天娘女男の白波五人男「稲瀬川勢揃い之場」、第5部は「夫婦獅子舞」(鈴鹿長宿はやし保存会)、第6部は「一之谷 軍記 熊谷陣屋之場」が上映された。文化の秋、芸術の秋に本物を鑑賞したかったが、コロナ禍の時期にあって仕方ないところ、来年を楽しみに。(2010)
昨年の様子
昨年の様子