川崎市多摩区枡形生田緑地内に急速に消滅しつつある古民家を永久保存を目的に昭和42年に開園した古民家の野外博物館「川崎市立日本民家園」はある。東日本の代表的な民家、水車小屋、船頭小屋、高倉、歌舞伎舞台など25件の建物を展示している。この25件全てが国・県・市の文化財指定を受け、民家に関する民俗資料も収蔵する日本を代表する古民家の野外博物館の一つである。園内の丁度真ん中に大きな民家園唯一の白川郷の合掌造民家「山下家住宅」(神奈川県指定重要文化財)がある。この住宅は岐阜県大野郡白川村長瀬の所在の農家で典型的な白川系の合掌造り、切妻造、一重三階、茅葺で19世紀前期建築である。1階にはそば処の「白川郷」がある。(1805)







