相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

かつてアメリカ領事館で青木城跡に建つ「青木山本覚寺」

2023-04-30 13:55:52 | 寺院
東海道線を跨ぐ青木橋際の高島台に横浜市内有数の古刹、樹木に覆われた曹洞宗寺院(以前は臨済宗)「青木山本覚寺」は鎮座している。創建は嘉禄2年(1226)。本尊は地蔵菩薩像。ここはもと「青木城跡」であり、また江戸末期(安政6年=1859)幕末の横浜開港時には神奈川宿の多くの寺院は各国の領事館に接収され、本覚寺は横浜港が一望できることから3年間「アメリカ領事館」、米国公使ハリスの宿所となった。当時の伽藍は本堂、地蔵堂、観音堂、客殿、衆寮、庫裡、鐘楼、総門、中門、裏門など有していたが、昭和20年の横浜大空襲で当寺の堂宇は殆ど消失した。奈良時代の僧、行基の作と伝えられた本尊地蔵菩薩像も灰となり、鐘楼堂と山門のみが残った。緩やかな参道を上っていくと「山門」前右手に「史蹟アメリカ領事館跡」の碑と「開港史跡」が建てられている。寺号標と古びた「山門」を抜けると正面に鉄筋コンクリート造りの「本堂」(昭和46年再建)がある。左手に「鐘楼」、右手に「庫裏」、「客殿」、「斎場」と「不動堂」がある。見晴らしのいい高台にある閑静な檀家寺であった。また当寺は旧小机領三十三所子歳観音霊場7番でもある。(2304)
 
 
 
 
 


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「モナの丘」では「カモミール」が白い花姿を披露中!!

2023-04-30 09:43:43 | 公園・庭園
相模原市南区下溝にハーブとバラの芳香に包まれた農園=農業生産法人グリンピア相模原が運営する農業体験施設「モナの丘」はある。2007年にオープン当園は広さ3.5haの広大な敷地内に「バラ園」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」がありまるで花園のようである。その他に「バイオマス実験プラント」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュウ広場」等の施設がある。当園は「さがみはらオープンガーデン」の一つでありハーブ園には紫色の穂をつけ香るラベンダー、レストラン前のローズガーデンでは一輪咲バラ、つるバラをメインに30種類のバラが数種咲き始めバラ園を彩る。また今、当園は小菊の様な白く愛らしい花「カモミール」だらけとなっている。「カモマイル」「カモミーユ」とも呼ばれヨーロッパ、西アジア原産のキク科の1種の耐寒性一年草である。江戸時代に渡来、和名は「カミツレ」(加密列)で細長い枝先に直径2~3センチの頭花が単生し、 舌状花は白くて反り返り、筒状花は黄色くて盛り上がっている。 花にはリンゴに似た香りがあり、ヨーロッパでは「ハーブ」として使用され、ロシアで「国花」として用いられる。(2304)
 
 
 
 
 

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「イギリス領事館」に充てられた「妙湖山浄瀧寺」

2023-04-30 07:59:45 | 寺院
神奈川区幸ヶ谷に江戸末期の横浜開港時に「イギリス領事館」に充てられた日蓮宗寺院「妙湖山浄瀧寺」は鎮座している。寺伝によると文応年間(1260-1261)に日蓮聖人が安房国から鎌倉へ旅の折、妙湖尼が営む庵に立ち寄り、妙湖尼が日蓮聖人の徳にうたれ帰依し道場・寺院とした。本尊は十界曼荼羅に釈迦・多宝両如来を祀る。慶運寺よりガードを潜り滝の川沿いに進むと「山門」が構えられ、その横に「イギリス領事館」の石柱、境内正面に「本堂」、その左に「庫裏」がある。当時のイギリス領事が手植えした「多行松」は横浜十名木であった。旧跡寺院として江戸時代には池上本門寺の貫首が鎌倉へ往来する際必ず当所に立ち寄っていた。日蓮聖人が「立正安国論」を著作し鎌倉幕府に建策した年であり、歴史深き寺院である(2304)
 
 
 
 
 
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「県立相模原公園」では「ブルーキャンドル」が青い花穂を!!

2023-04-29 14:43:55 | 公園・庭園
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。芝生広場の右側の花壇で数百本の「デルフィニウム・ブブルーキャンドル」が一メールほどの草丈にひときわ鮮やかな青い花穂(=八重咲)を披露中である。和名は「オオヒエンソウ」(大飛燕草)。キンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)の常緑多年草であるが日本では一年草として扱われている。デルフィニウムは長い花穂が華やかなエラータム系ときゃしゃな草姿に花をちらちらと咲かせるシネンセ系、両者の中間的なタイプであるベラドンナ系がある。(2304)
 
 
 
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かつて「アメリカ人宣教師の宿舎」であった「正覚山成佛寺」

2023-04-29 11:06:42 | 寺院
神奈川区神奈川本町に安政6年(1859)の横浜開港当初「アメリカ人宣教師の宿舎」に使われていた浄土宗神奈川教区の寺院「正覚山成佛寺」はある。創建は永仁年間(1293-99)創建・開基。本尊は阿弥陀如来。寛永7年(1630)に徳川家光上洛の際の宿泊所「神奈川御殿」造営に伴い代替の現在地に移転、塔頭6坊を持つ大寺として栄えた。かつて神奈川宿は日米和親条約締結の舞台であり横浜開港の際に「本堂」が外国人宣教師の宿舎として充てられた。当時滞在したのはヘボン式ローマ字の創始者ジェームス・カーティス・ヘボン博士、宣教師のブラウンやバラー、日本滞在記を遺したフランシス・ホールである。ここで日本語塾が開かれアーネスト・サトウがここで学んだ。「アメリカ宣教師宿舎跡」の石柱がある「山門」より入山すると手入れが行き届いた広く美しい境内の中央に大きい入り母屋造りの「本堂」がある。朱色の柱、白壁のコントラスト、本堂扉は重厚な黒を基調とし中央に寺紋が描かれている。(2304)
 
 
 
 
 
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