座間市立野台に「かながわの花の名所百選」にも選ばれている「立野台公園」はある。立野台、入谷、栗原地区の中では5本の指に入る広い公園である。当園は数年前「池の水を全部抜く」という番組で大きな亀が捉えられたことで知られる。面積約9haの公園内東側池の脇に130㎡の「菖蒲の里」(菖蒲田)がある。白や紫に黄色など約10種類、約400本の「ハナショウブ」が植えられている。中でも江戸時代後期に作られたといわれる非常に珍しい品種で三枚の花弁の垂れ咲きが特徴の「座間の森」が咲くことで知られている。今年は開花が早いようでほぼ見頃に近づいていた。「ショウブ」の美しさはあの剣状の葉に凛としたしなやかな花姿に心惹かれる。ショウブ田の周りに本数は20本の「アジサイ」が咲いて競演中である。一羽のカルガモが石の上で休息中であった。(2305)







