東京の梅の名所はまず梅ヶ丘の「羽根木公園」、文京区の湯島天神、新宿御苑、皇居東御苑、池上梅園、都下では町田の「薬師池公園」、京王百草園と府中郷土の森、相模原では本沢梅園と「相模原北公園」である。「羽根木公園」で2/10から3/3迄「第45回せたがや梅まつり」が開催された。当園は当時の区議会議員が「世田谷の名所」にと55本の梅を植樹したのが始まりである。丘状の地形の公園は一帯に「六郎次」という野鍛冶が住んでいたことから「六郎次山」、後に根津財閥の所有地となり「根津山」とも呼ばれた。公園の面積は約8万㎡、その一角に60品種、紅梅270本、白梅380本、計650本が植栽されている。それぞれ開花時期が異なるため、12月中旬から3月上旬頃まで長く鑑賞できるようになっている。早咲きの梅は昨年12月に開花、先月末八重揚羽や豊後などが開花した。2月28日までに直近では白梅の開花が早く360本(95%)、赤梅が210本(78%)開花し計570本となりほぼ「9割」が開花し「梅花ワールド」のフィナーレも近づいている。(2302)
相模原市南区下溝に観葉植物レンタル、マンション、団地、大学等の植栽管理、個人邸の手入れ、庭造りまでの造園全般、個人邸外溝・基礎・解体工事から、大規模造成までの土木工事を業務として、昭和48年8月設立の「井上農園」はある。敷地の一画に40~50本ほど「白加賀」か「冬至」と思われる「白梅」を主として「紅梅」が2本の植栽された「梅園」がある。近づいて撮影しているしほのかな甘い香を撒き散らしいま5~6分咲きとなって見頃を迎えている。見た所では「花梅」ではなさそうなので梅干し用となる「実梅」なのかも知れない。(2402)
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。この冬季さすがに花は少ない中で今、百花に先駆けて咲く「梅」もそろそろ終焉近く咲いている。当園のひときわ大きい建物、サカタノタネ「グリーンハウス」前のコンテナの花壇では数十本の可憐な「アネモネ」が咲き始めていたが、今日は「みんなの花壇」を訪れると直植えの「アネモネ」が赤、白、紫の可憐な花を数百輪披露中であった。和名は「牡丹一華」。古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場している「アネモネ」は「クリスマスローズ」、「ラナンキュラス」、「クレマチス」などと同じ「キンポウゲ科」の植物。「ポルト・シリーズ」のキンポウゲ科のイチリンソウ属で1つの茎から1つの花を咲かせる。この花は秋に芽を出し始め、春の日差しが増すにつれて3月後半から綺麗な可愛らしい花を咲かせるらしいが既に春と暖かいと感じているようで赤や白、紫や青、パステル系の色の一華の花を咲かせている。(2402)
模原市南区磯部の「紅葉亭」隣に「白加賀」か「冬至」ではないかと思われる20本ほどの「白梅の梅園」がある。「冬至」梅は冬至の頃に咲くのが名前の由来、野梅性の早咲き品種で白花の花梅の代表格である。花は白の中輪花で一重咲きで既に5分咲き位となって見ごろを迎えていた。「紅葉亭」管理の梅園ではないようなので個人の梅園で「梅干し用」かと思われる。2月中旬近くを迎え少しずつであるが春めいてきた。「梅」は百花に先駆けて花木(植物)である。1月頃から咲く早種の梅もあるが大体は2月中旬から3月中旬位である。今年は2月初めに雪、今週末は18℃近く上昇の予報、三寒四温を繰り返し春を迎える。今週末は見ごろとなるかもしれない。(2402)
相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。敷地内には商店街、遊具広場、テニスコートの施設、そして数多くの植物、樹木、草花が植栽されている。今、本数は少ないが「河津桜」が咲き始め辺りはピンク色に彩られてきた。そこに加えて遊具広場に植栽されている10本ほどの野梅系野梅性の早咲き品種「一重寒紅」が明るい濃い紅色の5弁花を披露し始めた。バラ科サクラ属ウメ種。紅梅と呼ばれる「赤い花梅」の園芸種でちょうど今頃開花する早咲きの品種である。そこに梅蜜を求めて一羽の「ムクドリ」が突然やってきた。チャンス到来シャッターを切った。ムクドリ(椋鳥・鶁・白頭翁)はスズメ目ムクドリ科の鳥類の1種である。全長24cm ほどでスズメとハトの中間位の大きさである。尾羽を加えるとヒヨドリより一回り小さい。翼と胸、頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分が混じり、足および嘴は黄色い。(2402)