沖縄の昔ながらの景観を残し、美しい街並みにヤエヤマの伝統が息づく島「竹富島」。国の重要伝統的建造物群保存地区となっている集落にはサンゴ石垣、庭には色鮮やかなブーゲンビリアやハイビスカスの花が咲き、白漆喰と赤瓦の屋根、その上に乗るシーサー。一軒々は趣きがあり集落全体がまるで箱庭のようだ。「星砂の浜」(カイジ浜)にて幸運の印「星の砂」のゲットし、いよいよ集落の間を縫うように続く珊瑚礁の白砂の道を「水牛車」に揺られての「集落巡り」へ出発。交差点も、信号もなく、前へ進むのも水牛の気分次第、暑くてたまらない時はちゃんと水場で立ち止まり背に水かけをせがむ。オジィ(ガイド)の郷愁を帯びた「安里屋ユンタ」の唄を聞きながらゆっくりと一周する。八重山の原風景が凝縮された世界を30数分の水牛車周遊は、まさしく非日常そのもの、まるでタイムスリップしたかのような、はたまた時間が止まっているかのような不思議さであった。(1306)











