鎌倉市材木座に浄土宗の関東大本山、関東十八檀林の第一位の寺として栄えた「天照山光明寺」はある。なんといっても見応えあるのが「大殿」と呼ばれは国の重要文化財に指定されている「本堂」で、元禄11年(1698年)の建立で十四間四面で木造古建築では鎌倉最大の仏殿(建築物)である。かつては開山然阿良忠像が安置されていたことから「祖師堂」とも呼ばれていた。絢爛豪華な光明寺本堂内陣の欄間には3枚の天女の彫刻があり、柱や三手先なども彩色されている。また、天井には182枚の龍の絵が描かれている。内陣には本尊の「阿弥陀三尊像」(本尊阿弥陀如来像、脇侍の観音菩薩像、勢至菩薩像)が安置され、大殿左檀には六賢の「如意輪観音像」と「法然上人像」が祀られ、大殿右檀には六賢の「弁財天像」と「善導大師像」が祀られている。他にも仏像立像が祀られている。(1706)




