相模原市南区新戸に当地の古刹とされる「本鏡山常福寺」は鎮座している。「シバの木」が聳える裏門の一画に「ヤナギバルイラソウ」(柳葉ルイラ草)が数株植栽されており今、数十輪ほど紫色の5弁花を咲かせている。別名は「ムラサキイセハナビ」、「ヤナギバスズムシソウ」である。メキシコ原産の外来植物で帰化植物、キツネノマゴ科のルイラソウ属。繁殖力の高さと外来種から雑草扱われ、現在は駆除対象の植物。草(花)丈1m弱、葉は対生し線形~披針形の長さでヤナギのような細長い葉脈は紫色を帯び縁には鋸歯をつけている。「花」は葉腋からでた花茎の先につき、漏斗型で先は5裂、淡青紫色である。花期ちょうど今頃から11月まで。この花は芙蓉と同じく一日花で夕方になるとめしべを残し花がするりと落ちる短命である。(2406)
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