相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。センター広場から「花の谷」へ通じるスロープの一画にアジサイの仲間の「ノリウツギ」が一見ガクアジサイに似ていて中央の小さな両性花の周囲に大きな装飾花をまばらに付けてお目見えである。花の形が円錐形で花期も通常雨期に美しく彩るアジサイより遅いためアジサイに似た花として捉えられる。花弁のように白く円錐花序を彩るのはしべが退化した装飾花の萼片で、雄しべと雌しべをもつ両性花には装飾花のような大きな萼片はない。小さな両性花が中央に房状で咲き4弁の白い装飾花が周囲につくのが特徴であり夏には希少な花として重宝されている。(2306)



