相模原市緑区下九沢にアジサイ、バラの名所の「相模原北公園」はある。今当園は今バラが見頃である。「アジサイ園」へ入る一画に「ハナミズキ」に似た「ヤマボウシ」(山法師)が見頃を迎えている。その他の名前は「ヤマグルマ」。ミズキ科サンシュユ属(ヤマボウシ属)。中国、朝鮮、日本に分布している。江戸時代には欧米へ渡り観賞樹木として栽培されている。同じ属の「ハナミズキ」に比較すると開花時期が遅く、葉が出たあとに枝先に開花するので華やかさは少ないが、梅雨期の代表花木である。花のように見えるのは花弁ではなく「総苞片」である。比較的花の観賞期間も長く個人の庭や公園木、街路樹としてよく見かける花木である。(2205)
相模原市南区下溝にオアシスのように横たわる「県立相模原公園」の西側に「ハナショウブ」のが咲き誇る「水無月園」はある。広さ2300㎡の当園はメインの東側と木立に囲まれた西側とさらに奥にもう一つの3面の菖蒲田を有している。明るい雰囲気の漂う小さな池を有する円弧状の菖蒲田には「江戸系」、「肥後系」、「伊勢系」など118品種、26,000株の「ハナショウブ」が植え付けられている。先週訪れた時はまだ数十輪であったが、今日はもう濃緑色の鋭い剣状の葉に優美な花びらをつけ始めて一分咲き超えとなっていた。錦絵のような凛とした花姿の美しさが魅力的な花である。(2205)
相模原市緑区下九沢に境内はかつて「天王森」と呼ばれ、「金泉寺」が別当寺であった「八坂神社」は鎮座している。創建年代等は不詳であるが江戸期には「旧牛頭天王社」と称しており300~400年前と推定される。祭神は素戔嗚尊である。記念碑から江戸時代から平成12年まで九沢の西の端下九沢字西久保に鎮座していたが都市化により平成13年に当地へ遷座。鳥居を抜け石段を上がると正面に本殿がある。境内には「芭蕉の句碑」、「金比羅社」がある。境内は各一本の梅と河津桜で彩られていた。毎年7月行われる賑やかな例大祭では社殿から神輿を引き出し軽快な「九沢雅子」に踊り挙れ、勇壮に練り歩きながら地域を一巡し「日の宮」(日之森神社)まで巡行する。(2205)
相模原市南区麻溝に「クレマチス」や「アジサイ」の名所として知られている「相模原麻溝公園」はある。今の季節は「クレマチス」からバトンを受けたかのように梅雨期の代表花「アジサイ」が開花し始めてきた。センター広場から花の谷へ降りるスロープ、階段の一画にコデマリに似た「シモツケ」(下野)がピンク色の蕾と可愛らしい花を披露し始めている。「シモツケ」は日本が原産のバラ科シモツケ属の花木である。古くから知られていて「枕草子」にも記載があり、江戸時代の古い園芸書にも取り上げられている。5ミリほどの小さな花が集まって花序になり、花の鞠といった感じである。花の周りには可愛らし産毛で装飾されている。(2205)
相模原市南区麻溝に市花である「アジサイ」の名所となっている「相模原麻溝公園」はある。当園内には「管理事務所ゾーン」、「花の谷ゾーン」、「樹林広場ゾーン」、「芝生広場ゾーン」、「フィールドアスレチックゾーン」に200種、7400株の「アジサイ」が植栽されている。関東地方も間もなく梅雨入りが発表される時期、いよいよ梅雨期の代表花「アジサイ」の出番となってって美しく輝く季節を迎える。「アジサイ」は日本原産の花で今では世界中に200種類もある。その代表的な「アジサイ」は日本に自生の紫陽花の原種「ガクアジサイ」、日本で誕生した「ホンアジサイ」、日本で生まれた紫陽花を西洋で品種改良した「西洋アジサイ」、日本の山地に自生の「ヤマアジサイ」である。園内で最も開花が早く見頃を迎えているのが「芝生広場ゾーン」のブルー系がメインの「ヒメアジサイ」群である。「アジサイ」はその花姿、花色から「四葩」、「四片」、「八仙花」、「七変化」とも呼ばれ、古来より「厄除けの花」と言われている。また七色に変化することから「七難即滅」、「七福即生」の花でもある。(2205)