相模太夫の旅録=Tabi Log

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「長祐山妙福寺」の文化財級の諸堂宇の数々

2017-03-14 15:24:15 | 寺院
町田市三輪町に「見延山久遠寺」を総本山とし池上本門寺と鎌倉妙本寺の両山の旧末寺、日蓮宗の寺院「長祐山妙福寺」はある。創建は明徳2(1391)年。本尊は三宝尊。旧三輪村は武相六ヶ村の一村で池上本門寺宗祖の御服を献上する武相御召講などが存する信仰篤き地に鎮座する当寺は江戸時代には寺領5石の御朱印状を拝領している。約4千坪にも及ぶ寺域・境内は数々の都や市指定の文化財クラスの諸堂宇によって構成されている。以前はあった総門「高麗門山門」(嘉永7=1854年頃の建立、町田市指定文化財)を進むと左手に「番神堂」、正面に1746六年(延享3年)に建てられた上層に鐘を釣った壮麗で重厚さ漂う一間楼門「鐘楼門」がある。「鐘楼門」の真正面に寄棟造、幕末期における方丈形式の本堂の代表例で町田市指定文化財である「本堂」がある。左手に寛文12(1672)年、池上本門寺の祖師堂(=御堂)を移建した桃山様式建築、屋根は銅製で前方を入母屋造、背面を寄棟造で昭和36(1961)年、東京都の文化財に指定の「祖師堂」がある。本堂右横に「庫裡」がある。当山は小高い丘にあり、明るく開放的に境内・寺域は色々な名石の景石が置かれ、春は桜、秋は様々な木々の奇麗な紅葉で染まり、ヒレンジャク、アオバズク等渡り鳥が訪れる。なによりも荘厳で古建築の重厚さを感じさせる伽藍・堂宇は見応えがある。(1703)










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