ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NYダウ104ドル安、弱気虫はびこるー学校で教えてくれない経済学

2006-03-01 09:15:32 | 経済学
2月28日、NYダウは、米国経済に関する弱いデータが相次ぎ発表されたことを嫌気して前日比104ドル安、10,993ドルで取引を終了した。

通信ネットのGoogleが弱気見通しを発表したことをきっかけにNYダウは売りムード一色になったとWSJ紙電子版は伝えている。ただ、グーグルの株価は一時前日比13%下落したが引け後の電子取引では7%台まで下げ幅を縮小しているようだ。

今年1月の中古住宅販売が前月比2.8%減少、ここ2年で最低の年率656万件へ低下したこともNYダウ下げに貢献したようだ。前日1月の新規住宅着工件数が5%減には強気を装っていたのだろうか。さすがに販売高も落ちるとワンツーパンチとなり落城した。

景気の重要な指標のひとつであるConference  Board  Indexが2月度101.7へ1月の106.8から低下した。同じく景気指標として重視されるシカゴPMA指数が1月の58.5から2月度54.9へ低下したことも相場の弱気虫を目覚めさせたようだ。

NY為替市場では、1ドル=115.70~80円とドルが対円で売られた。日銀の量的金融緩和政策に対して小泉首相はじめ主要経済閣僚が日銀のスタンスを見守るとの発言が相次ぎ3月8日の日銀政策会議直後にも『緩和政策』撤廃と読んだようだ。

ドルは対ユーロでも小幅売られた。1ユーロ=1.1849ドルから1ユーロ=1.1935ドルへドルは値下がりした。3月1日開催予定のECB(欧州中央銀行)会合で0.25%利上げを目先織り込む動きと見られている。

ただ、このままドルが対円、対ユーロ共に値下がりを続けると見る向きは少ないようだ。米FRBはあと2回0.25%FFレートを引き上げれば依然として米国との金利差は縮まらない。加えて今年は中間選挙の年であり、米景気は底堅いとの見方も消えていない。

一方、株式相場の指標となる原油相場は、ウイーンで3月8日開催予定のOPEC総会を控えて様子見している。2月28日、NY原油先物相場は小幅上げてバレル61.05ドルで取引された。イラン、ナイジエリア、サウジアラビアでの不安材料は全く消えていない。

猟師は風を見る。漁師は潮を見る。日本人の遺伝子の中には猟師の血も漁師の血も流れているはずだ。ただ、作家、司馬遼太郎の言を拝借すれば、『日本人は、田んぼのなかで数千年草むしりばかりして過ごしてきた。』

日本人のからだの中には農耕民族の血の方が圧倒的に優勢のようだ。物事相場に限らない。突発事態に日本人がどこまで対応できるか。潮目、風向きを見る目も子供のときから手を抜かないで養っておいて欲しいと思う。(了)
江嵜企画代表・Ken

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第1回『淀屋展』

2006-03-01 09:09:12 | スケッチ
2月27日(月)から3月3日(金)まで第1回『淀屋展』(淀屋の歴史と偉業)が
辰野ひらのまちギャラリーで開かれているので出かけた。

会場には壁面に48枚のパネルとほぼ中央には牧田淀屋の
建物模型が目を引く。

一枚一枚のパネルを見れば淀屋の歴史と偉業がかんで含めるように
教えてくれる。

パネルを追いかけていくと淀屋の屋敷跡は今の淀屋橋の心斎橋筋から
三井住友銀行付近までの約2万坪と言われる。屋敷跡と記された石碑が
淀屋橋南詰めから西へ10メートルの木々の中に立っている。

1790年に建てた牧田淀屋の建物は倉吉に現存しており、牧田家の
子孫の方が昔のままで生活しておられるそうだから驚きである。
会場の建物はその模型である。

淀屋の業績は会場に用意されたパネルに詳しい。
当時の淀屋は今でいうコングロマリット企業である。
国内は言うに及ばず淀屋は海外にも名をはせていたと思われる。

オランダのアントワープの証券取引所に淀屋初代の常安の
名が書き残されているというと分り易い。
米シカゴ商品取引所の表看板に先物取引は全てを淀屋に習ったと
記述されているという。

今回の淀屋展の展示物の監修をやられたのは淀屋研究家で
第一人者である新山通江さんである。新山さんは二年前
『真説淀屋辰五郎』について上・下2冊を上梓された。

80歳でなお矍鑠と現役第一線で執筆に講演にと体の
休まる間もなく飛びまわっておられるが、日本経済新聞、
毎日、朝日など新山さんの活躍を紹介していた。

昨年5月に淀屋サミットが大阪で開かれた。また淀屋研究会が
今年2月に発足した。少しでも多くのひとが淀屋の偉業について
知ってもらうために関係者の地道な努力が日々続けられているようだ。(了)
江嵜企画代表・Ken



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



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