3月29日、NYダウは前日の100ドル下げの2/3を戻し61ドル高、11,215ドルで取引を終了した。
原油相場は米ガソリン在庫が減少したことから小幅上昇し、バレル66.45ドルで取引を終了した。地政学的リスクが依然として懸念されておりバレル70ドルも視野に入ってきたとする見方が増えてきているようだ。
FOMCの利上げに過剰に反応したとして見直し買いが入った。ただ、次回のFOMCの0.25%上げで年5.0%となるがそれで打ち止めかどうか議論が分かれている。いつにかかって原油相場次第との見方が多いようだ。
金利が上がれば米景気を支えてきた住宅需要を一段と冷え込ませるという見方が大勢である。2月の新規住宅着工件数が10%強おちたが、FFレートあげにともない長期金利を押し上げ、10年物国債に連動している住宅ローン金利引き上げにつながるから景気押し下げに働くと見られている。
この日、10年物国債は値下がり、利回りは上昇しえ、年4.8%を超えた。これは2004年6月、米FRBがFFレート1.0%から0.25%上げ、利上げにスタンスを変更した時期である。
次のテーマはいつ米連銀が利上げ打ち止めを鮮明にするかのタイミングに焦点が絞られてきた。WSJ紙電子版(3/29)は、このごNYダウは上下動の激しく荒れた(Volatile)相場を予想するアナリストが多いと紹介している。
(了)
作者・江嵜企画代表 Ken
原油相場は米ガソリン在庫が減少したことから小幅上昇し、バレル66.45ドルで取引を終了した。地政学的リスクが依然として懸念されておりバレル70ドルも視野に入ってきたとする見方が増えてきているようだ。
FOMCの利上げに過剰に反応したとして見直し買いが入った。ただ、次回のFOMCの0.25%上げで年5.0%となるがそれで打ち止めかどうか議論が分かれている。いつにかかって原油相場次第との見方が多いようだ。
金利が上がれば米景気を支えてきた住宅需要を一段と冷え込ませるという見方が大勢である。2月の新規住宅着工件数が10%強おちたが、FFレートあげにともない長期金利を押し上げ、10年物国債に連動している住宅ローン金利引き上げにつながるから景気押し下げに働くと見られている。
この日、10年物国債は値下がり、利回りは上昇しえ、年4.8%を超えた。これは2004年6月、米FRBがFFレート1.0%から0.25%上げ、利上げにスタンスを変更した時期である。
次のテーマはいつ米連銀が利上げ打ち止めを鮮明にするかのタイミングに焦点が絞られてきた。WSJ紙電子版(3/29)は、このごNYダウは上下動の激しく荒れた(Volatile)相場を予想するアナリストが多いと紹介している。
(了)
作者・江嵜企画代表 Ken