WSJ紙電子版(3月25日)によると、G.Bruce Knecht記者は、いま米国では
寿司ブームであるが、寿司のねたに使われる魚がどこから来て、どのように加工されているか我関せずで食べていると伝えている。
米国における日本料理店の数は、ここ10年で、4,086軒から2005年の
9,182軒へ倍増した。その内寿司・レストランの売り上げは、2000年の11億ドル
(1ドル=115円換算:1,300億円)が昨年28億ドル(同3,200億円)に達した。
食品業界のあるコンサルタント会社の調査によれば、向う5年間で、一般のレストランは年率5%で伸びにとどまるが、寿司・レストランは年10%から20%で伸びると予測している。ロサンゼルスの魚卸業者のPakさんは、ここ10年で寿司ビズネスの売上げは30%伸びたと話している。
寿司は健康に良いということで広く知られている。しかし、寿司にネタに多く使われるマグロには高濃度の水銀が含まれている。大衆健康問題アナリストのEli Saddler氏は、寿司は健康な食品であるが、週二回以上食べると健康に良くないと話している。
自然保護団体が今年はじめにカリフォルニアの5軒の寿司レストランで調査したところ
米食料医療局(Food Drug Administration)の制限値に近いケースが25%、75%が安全基準とみなされている100万マーキュリーあたり0.5を越えていた。100%が日本が定めている0.4を越えていた。
Californiaのある寿司レストランでは、二つ12ドルの値段がついており14ドルもあった。店により値段はまちまちである。Soltlake市の店では一つ2ドルから5ドルの値段で売られていた。
新鮮であることが寿司の命という。瞬間冷凍されているから新鮮だという。あるレストランでは東京築地の魚市場直送である。週4回空便で届く。品質最優先で値段は関係ないとこの道45年という魚卸ブローカーが話していた。
ところが、目の前のマグロの色はまるで1時間前まで泳いでいたかのように目の覚めるような赤身である。それは一酸化炭素を照射して色が灰色に変わることを防いでいるからだ。
いずれにしろ、いま米国では軍の簡易食堂にはじまってセブンイレブンにいたるまで50州全土で寿司ブームであるそうだ。知らないことは良いことなのかとKnecht記者は問いかけているようだ。(了)
江嵜企画代表・Ken
寿司ブームであるが、寿司のねたに使われる魚がどこから来て、どのように加工されているか我関せずで食べていると伝えている。
米国における日本料理店の数は、ここ10年で、4,086軒から2005年の
9,182軒へ倍増した。その内寿司・レストランの売り上げは、2000年の11億ドル
(1ドル=115円換算:1,300億円)が昨年28億ドル(同3,200億円)に達した。
食品業界のあるコンサルタント会社の調査によれば、向う5年間で、一般のレストランは年率5%で伸びにとどまるが、寿司・レストランは年10%から20%で伸びると予測している。ロサンゼルスの魚卸業者のPakさんは、ここ10年で寿司ビズネスの売上げは30%伸びたと話している。
寿司は健康に良いということで広く知られている。しかし、寿司にネタに多く使われるマグロには高濃度の水銀が含まれている。大衆健康問題アナリストのEli Saddler氏は、寿司は健康な食品であるが、週二回以上食べると健康に良くないと話している。
自然保護団体が今年はじめにカリフォルニアの5軒の寿司レストランで調査したところ
米食料医療局(Food Drug Administration)の制限値に近いケースが25%、75%が安全基準とみなされている100万マーキュリーあたり0.5を越えていた。100%が日本が定めている0.4を越えていた。
Californiaのある寿司レストランでは、二つ12ドルの値段がついており14ドルもあった。店により値段はまちまちである。Soltlake市の店では一つ2ドルから5ドルの値段で売られていた。
新鮮であることが寿司の命という。瞬間冷凍されているから新鮮だという。あるレストランでは東京築地の魚市場直送である。週4回空便で届く。品質最優先で値段は関係ないとこの道45年という魚卸ブローカーが話していた。
ところが、目の前のマグロの色はまるで1時間前まで泳いでいたかのように目の覚めるような赤身である。それは一酸化炭素を照射して色が灰色に変わることを防いでいるからだ。
いずれにしろ、いま米国では軍の簡易食堂にはじまってセブンイレブンにいたるまで50州全土で寿司ブームであるそうだ。知らないことは良いことなのかとKnecht記者は問いかけているようだ。(了)
江嵜企画代表・Ken