ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

三蔵法師伝絵巻展:尼信博物館ースケッチ&コメント

2006-05-06 17:52:45 | スケッチ
『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』絵巻展が尼信博物館
一階展示室で5月6日から6月11日まで開かれているという
ご案内をいただいたのででかけた。

尼崎といえば40数年前家庭教師をしていたころ現在の
中国そっくりの火力発電所から出るばい煙で洗濯物が
あっという間に真っ黒になったころの工場街のイメージを
ついつい思い出してしまう。

阪神電車尼崎駅から徒歩10分程度南西に歩けば
寺町があり歴史に残る多くの寺が集まっていることを
始めて知った。博物館は寺町の南はずれにあり、
刀剣、よろいに銀行の博物館らしく世界各国の
のコインが所狭しと展示されていた。

今回の絵巻展は遠縁の栗林夫妻の旅行友達の鎌田さんと
いう方がたまたま絵描きさんでご一緒に4年ほど前
敦煌遺跡を訪ねたときのスケッチを基に制作された。

会場の部屋の壁面を念頭に入れて壁にあわせて絵を
一点一点計5点あわせて一年がかりで仕上げたそうだ。

問題はサイズである。100号とか200号ではない。
スケッチにある絵はブルーを基調に三蔵法師が
弟子に説法している図は、縦3メートル横幅12.5
メートルときいてたまげてしまった。

鎌田さんの説明では不織布を重ねた生地にアクリル
絵の具で9回も色を重ねた。こんなでかい絵をどこで
描くのかとお聞きしたら、朝早く家の近所の空き地に
ベニヤ板をしいてこつこつ仕上げたのだそうだ。

鎌田さんは絵描きではないという。近々市民講座で
宮沢賢治の童話で狐を題材に話をされる。柳田國男の
民俗学にも造詣が深い。

栗林夫妻は正真正銘の絵描きさんだが鎌田さんは
絵描きという枠にはめられること自体が嫌いなのだと
栗林さんが解説してくれた。

よく見に来てくれたとニコニコと応対いただいたが
無名のひとでも個性豊かに人生をエンジョイしておられる
多くの方がまだまだ日本におられることを改めて
認識した次第である。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



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「戦争の飢えを日本軍が救った」

2006-05-06 12:10:23 | 情報や案内及び雑談
「戦争の飢えを日本軍が救った」中国の作家が異色ルポ (読売新聞) - goo ニュース

記事をそのまま転載しておきます。


国際ニュース 国際トピックス


「戦争の飢えを日本軍が救った」中国の作家が異色ルポ
2006年 5月 4日 (木) 00:16


 日中戦争さなかの1942年、大干ばつに見舞われた河南省の人々を救ったのは、なんと日本軍だった――。そんな史実を描いた、中国人作家のルポルタージュが日本語に翻訳され、注目を集めている。
 主題は日本軍の「美談」ではなく、人間の「生きる」という営為は政治や戦争の善悪を超えるということ。人々の生活こそが歴史を作るとの作者の主張は、政治対立に翻弄(ほんろう)される日中関係に新たな視点を提供している。

 この作品は北京在住の人気作家、劉震雲氏(47)が発表した「温故一九四二(1942年を訪ねる)」。邦訳はこのほど竹内実監修・劉燕子訳で中国書店から刊行された。

 1942年、河南省など華北一帯は激しい干ばつに襲われ、同省では約300万人が餓死。同省の農村出身の劉氏は郷里を取材して歩き、資料を調査して、当時の飢餓地獄の惨状をルポルタージュにまとめた。





これは読んでみたい本ですねぇ。(^-^) 



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良い週末を!!:NYダウ138ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-05-06 07:48:33 | 経済学
“Have a nice weekend!!(良い週末を)”。NY、シカゴの取引所のそこここで、にこにこ顔で飛び交っていたとCNBCテレビのコメンテーターが今朝紹介していた。

4月の米雇用数が予測20万増を大きく下回る13万8千人増と米労働省が発表したあと、NYダウは138ドル上昇、6年来の高値11,577ドルで取引を終了した。ハイテク株主体のナスダック株価指数も上げ小型株指数のラッセル200は過去最高値まで値上がりした。

非農業部門の4月の米就業者数をエコノミストは20万5,000増えると予測していた。予測が大きくはずれた。雇用が増えれば本来喜ばしいことである。ところが増え方が少なかった。予想外に少なかった。良かった、良かったと素直に喜んでいる。

この日米労働省は、既に発表していた雇用暫定値で、2月225,000増,3月211,000増をそれぞれ20万増、20万増へ下方修正したこともサプライズのインパクトを強めたようだ。

債券相場も雇用統計に敏感に反応し、値上がりした(利回りは低下)。雇用がほどほどのペースで増えてくれればバーナンキFRB議長を刺激せず、当局の再々利上げにブレーキをかけてくれるのではないかと希望的観測(wishful thinking)をエスカーレートさせた。

5月10日開催予定のFOMC(連邦公開市場委員会)での短期目標金利(FFレート)の0.25%上げは織り込まれている。次の次の6月末の会合でさらに0.25%引き上げるかどうかのエコノミストのオッズが雇用統計発表前の46%が34%へ低下したとWSJ紙は紹介した。

NY為替市場では、利上げ圧力が低下するとの思惑からドルが売られた。対円で1ドル=112.45円、対ユーロで、1ユーロ=1.2734~35ドルで取引された。

対ユーロでドルが売られた背景にはECB(欧州中央銀行)Jean-ClaudeTrichet総裁が6月会合での利上げを示唆したこと、イラン石油相が保有外価をドルからユーロに移すと発言したと伝えられたこともドル売りに影響したとWSJ紙は伝えていた。

ドル先安を受けて、NY原油先物市場ではバレル41セントあげ再び70ドル台の70.35ドルで取引された。金相場も銅相場も過去最高値を更新した。ドルの目減りを防ぐために安全パイとしてどうしても換物指向が強まるのであろう。

お金は一番臆病な生き物である。イランの原油生産は日量400万バレル、輸出は200万を超える。地政学的リスクはなにひとつ改善していない。相場は物知りだからドルを売り金を買う方が安心なのだろう。水鳥と同じでNYダウ高もいつまで続くか怪しいものだ。(了)

江嵜企画代表・Ken

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