『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』絵巻展が尼信博物館
一階展示室で5月6日から6月11日まで開かれているという
ご案内をいただいたのででかけた。
尼崎といえば40数年前家庭教師をしていたころ現在の
中国そっくりの火力発電所から出るばい煙で洗濯物が
あっという間に真っ黒になったころの工場街のイメージを
ついつい思い出してしまう。
阪神電車尼崎駅から徒歩10分程度南西に歩けば
寺町があり歴史に残る多くの寺が集まっていることを
始めて知った。博物館は寺町の南はずれにあり、
刀剣、よろいに銀行の博物館らしく世界各国の
のコインが所狭しと展示されていた。
今回の絵巻展は遠縁の栗林夫妻の旅行友達の鎌田さんと
いう方がたまたま絵描きさんでご一緒に4年ほど前
敦煌遺跡を訪ねたときのスケッチを基に制作された。
会場の部屋の壁面を念頭に入れて壁にあわせて絵を
一点一点計5点あわせて一年がかりで仕上げたそうだ。
問題はサイズである。100号とか200号ではない。
スケッチにある絵はブルーを基調に三蔵法師が
弟子に説法している図は、縦3メートル横幅12.5
メートルときいてたまげてしまった。
鎌田さんの説明では不織布を重ねた生地にアクリル
絵の具で9回も色を重ねた。こんなでかい絵をどこで
描くのかとお聞きしたら、朝早く家の近所の空き地に
ベニヤ板をしいてこつこつ仕上げたのだそうだ。
鎌田さんは絵描きではないという。近々市民講座で
宮沢賢治の童話で狐を題材に話をされる。柳田國男の
民俗学にも造詣が深い。
栗林夫妻は正真正銘の絵描きさんだが鎌田さんは
絵描きという枠にはめられること自体が嫌いなのだと
栗林さんが解説してくれた。
よく見に来てくれたとニコニコと応対いただいたが
無名のひとでも個性豊かに人生をエンジョイしておられる
多くの方がまだまだ日本におられることを改めて
認識した次第である。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
一階展示室で5月6日から6月11日まで開かれているという
ご案内をいただいたのででかけた。
尼崎といえば40数年前家庭教師をしていたころ現在の
中国そっくりの火力発電所から出るばい煙で洗濯物が
あっという間に真っ黒になったころの工場街のイメージを
ついつい思い出してしまう。
阪神電車尼崎駅から徒歩10分程度南西に歩けば
寺町があり歴史に残る多くの寺が集まっていることを
始めて知った。博物館は寺町の南はずれにあり、
刀剣、よろいに銀行の博物館らしく世界各国の
のコインが所狭しと展示されていた。
今回の絵巻展は遠縁の栗林夫妻の旅行友達の鎌田さんと
いう方がたまたま絵描きさんでご一緒に4年ほど前
敦煌遺跡を訪ねたときのスケッチを基に制作された。
会場の部屋の壁面を念頭に入れて壁にあわせて絵を
一点一点計5点あわせて一年がかりで仕上げたそうだ。
問題はサイズである。100号とか200号ではない。
スケッチにある絵はブルーを基調に三蔵法師が
弟子に説法している図は、縦3メートル横幅12.5
メートルときいてたまげてしまった。
鎌田さんの説明では不織布を重ねた生地にアクリル
絵の具で9回も色を重ねた。こんなでかい絵をどこで
描くのかとお聞きしたら、朝早く家の近所の空き地に
ベニヤ板をしいてこつこつ仕上げたのだそうだ。
鎌田さんは絵描きではないという。近々市民講座で
宮沢賢治の童話で狐を題材に話をされる。柳田國男の
民俗学にも造詣が深い。
栗林夫妻は正真正銘の絵描きさんだが鎌田さんは
絵描きという枠にはめられること自体が嫌いなのだと
栗林さんが解説してくれた。
よく見に来てくれたとニコニコと応対いただいたが
無名のひとでも個性豊かに人生をエンジョイしておられる
多くの方がまだまだ日本におられることを改めて
認識した次第である。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)