西宮文化協会の5月度行事として
西村功展:西宮市大谷記念美術館(4月15日~5月21日)
鑑賞会のご案内を前西宮神社権宮司、吉井貞利さんから
いただいたので出かけた。
阪神香枦園駅で集合、徒歩約10分のあと
当館講堂で、学芸員、下村朝香さんの解説を聞いたあと
展覧会会場を各自でまわって鑑賞した。
画家、西村功は、1923年大阪で生まれ2003年80歳で
なくなった。西宮甲子園口、西宮天道町、神戸市東灘区岡本、
阪急御影駅山手にあたる鴨子ヶ原にあるオカモトハウスに
住み、西宮、神戸に大変ゆかりのある画家だということを
改めて知った。
画家は3歳で悪性の中耳炎がもとで聴力を失った。
下村さんの解説によるとポケットにメモ帳をつねにいれ
筆談で対話したそうだ。
1970年にはじめてパリを訪れたあとパリの街に惹かれて
毎年訪問、74・75年には一年パリに滞在した。
会場は初期から60年代の絵が1階、70~80年代が2階と
分かれていた。1階から2階展示室へ移動すると画風が
暗から明へ鮮やかに転換する。絵のサイズも一挙に
100号200号と大きくなった。
パリでのメトロの車内、モンパルナス駅ホームの絵などは
画家と同じ目線で地下鉄に乗っているかのような錯覚に
とらわれるような迫力を感じた。
下村さんの解説によれば、西村功の絵には必ず人物が
配置されているが風景画でありながら人物画でもある。
絵の中には耳がかかれていない絵がある。口も狐の
ように見える絵があるが、それは画家の
幼少時の不幸が影響したかもしれないと自分ながら
解釈していると話された。
西村功は、駅の赤帽が気に入り、友人から赤帽を手にいれてから
赤帽をかぶり自画像を画いた。それが「赤帽シリーズ」の始まりである。
赤帽から駅をテーマにする作品へ発展していった。
下村さんの説明では駅のモデルは、今はJRの元国鉄の
大阪駅らしいと興味あるエピソードを紹介してくれた。
当美術館講堂での説明会の様子をスケッチした。
下村さんにスケッチにサインを帰途お願いしたら
気持ちよく引き受けてくれた。〈了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
西村功展:西宮市大谷記念美術館(4月15日~5月21日)
鑑賞会のご案内を前西宮神社権宮司、吉井貞利さんから
いただいたので出かけた。
阪神香枦園駅で集合、徒歩約10分のあと
当館講堂で、学芸員、下村朝香さんの解説を聞いたあと
展覧会会場を各自でまわって鑑賞した。
画家、西村功は、1923年大阪で生まれ2003年80歳で
なくなった。西宮甲子園口、西宮天道町、神戸市東灘区岡本、
阪急御影駅山手にあたる鴨子ヶ原にあるオカモトハウスに
住み、西宮、神戸に大変ゆかりのある画家だということを
改めて知った。
画家は3歳で悪性の中耳炎がもとで聴力を失った。
下村さんの解説によるとポケットにメモ帳をつねにいれ
筆談で対話したそうだ。
1970年にはじめてパリを訪れたあとパリの街に惹かれて
毎年訪問、74・75年には一年パリに滞在した。
会場は初期から60年代の絵が1階、70~80年代が2階と
分かれていた。1階から2階展示室へ移動すると画風が
暗から明へ鮮やかに転換する。絵のサイズも一挙に
100号200号と大きくなった。
パリでのメトロの車内、モンパルナス駅ホームの絵などは
画家と同じ目線で地下鉄に乗っているかのような錯覚に
とらわれるような迫力を感じた。
下村さんの解説によれば、西村功の絵には必ず人物が
配置されているが風景画でありながら人物画でもある。
絵の中には耳がかかれていない絵がある。口も狐の
ように見える絵があるが、それは画家の
幼少時の不幸が影響したかもしれないと自分ながら
解釈していると話された。
西村功は、駅の赤帽が気に入り、友人から赤帽を手にいれてから
赤帽をかぶり自画像を画いた。それが「赤帽シリーズ」の始まりである。
赤帽から駅をテーマにする作品へ発展していった。
下村さんの説明では駅のモデルは、今はJRの元国鉄の
大阪駅らしいと興味あるエピソードを紹介してくれた。
当美術館講堂での説明会の様子をスケッチした。
下村さんにスケッチにサインを帰途お願いしたら
気持ちよく引き受けてくれた。〈了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)